(2021年6月5日作成)
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、平島のある十島村への観光やレジャー等での来島は自粛が要請されています。自粛要請が解除されてから、来島をご検討ください。
トカラ列島の「平島」を紹介します。
「平島」とありますが、島は平らでなく名前の由来は別にあります。
絶海の孤島で日常を忘れられること間違いなしです。
ここでは「平島」の行き方や商店、観光スポットなどを紹介します。
平島の人口など、基本情報
人口:64人(2018年)
面積:2.08㎢
周囲:7.23㎞
平島の概要、由来
平島はトカラ列島の中央部に位置しています。
平島の名前の由来は平家の落人が最初に流れ着いた地との伝説からきていると言われています。
肝がんには「平家の穴」と言われる平家伝説ゆかりの洞窟があるほどです。
中世からつづく元服の儀式が当時の形式を変えず行われているのも珍しいです。
平島の行き方、フェリーの乗り方
平島へはフェリーとしま2で
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、平島のある十島村への観光やレジャー等での来島は自粛が要請されています。自粛要請が解除されてから、来島をご検討ください。
平島へは鹿児島港から「フェリーとしま2」を利用します。
フェリーとしま2は週に2~3回の運行です。
鹿児島を月曜日、金曜日の23:00に出港、奄美大島の名瀬港を水曜日、日曜日の2:00に出港します。
鹿児島は南ふ頭、名瀬港は佐大熊岸壁から出港します。
(鹿児島発水曜日、名瀬発金曜日の臨時便も月1回程度運行しています)
フェリーとしま2の船内や客室、設備、きっぷの予約方法などについてはこちらの解説記事もごらんください

平島へのフェリーとしま2の運行時刻
鹿児島発便:鹿児島港23;00着→平島8:10着、8:20発→名瀬(奄美大島)15:20着
鹿児島行便:名瀬(奄美大島)→2:00発→平島8:15着、8:25発→鹿児島港18:20着
運賃等は次の通りです。
フェリーとしま2は天候の影響でよく欠航や運航日変更が実施されます。
乗船される場合は十島村のフェリーとしま2の情報をご覧ください。
出港日の9時ごろに情報が更新され、出港や結構、日程変更などが発表されます。
平島へのフェリーとしま2の運賃、料金
フェリーとしま2の運賃を表に示します。
鹿児島では南ふ頭のフェリーとしま待合所、名瀬では佐大熊岸壁で直接購入します。
現金のみの取り扱いで、カードなどでは決済できません。
(上段:大人、下段:子供)
2等 | 指定寝台 | 1等 | |
鹿児島⇔平島 | 7,140円
3,570円 |
11,140円
5,570円 |
25,140円
21,570円 |
平島⇔名瀬 | 5,780円
2,890円 |
9,780円
4,890円 |
23,870円
20,890円 |
平島でのフェリー乗船券の買い方、購入方法
平島からフェリーとしまのきっぷは役場出張所(コミセン)で購入します。
鹿児島行き、名瀬行きやトカラ列島のその他の島へのきっぷも販売しています。
役場出張所は集落内にあります。
発売時間は鹿児島行きは入港前日の14:00~17:00です。
名瀬行きは入港前日の14:00~17:00と入港日の7:00~7:30です。
九州各地、関西から平島に行くには
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、平島のある十島村への観光やレジャー等での来島は自粛が要請されています。自粛要請が解除されてから、来島をご検討ください。
フェリーの発着する鹿児島港には鹿児島空港からリムジンバスが直行しています。
空港リムジンバスは、南ふ頭の近くの高速船バスターミナルに発着する便もあります。
フェリーとしま2の乗船券売り場にはコインロッカーもあるので、荷物を預けてから市内に食事やお風呂に行くのもいいでしょう。
帰りは新幹線「みずほ」の最終電車に間に合うので、関西までは到着の日に帰ることができます。
フェリーとしま2鹿児島港着18:20→鹿児島中央発みずほ614号19:51発→新大阪着23:37着
関西で一泊すると新幹線で翌日の朝には名古屋や東京に帰ることも可能です。
みずほの座席や料金についてはこちらの記事もご覧ください。
平島のフェリーとしまの港
平島ではフェリーとしま2は南之浜(はえのはま)港に入出港します。

平島の民宿
平島には民宿が4件あります。
・たいら荘
・平和荘
・大峰荘
・海の宿 しらさか
平島に食堂はないので、食事は宿で事前に用意してもらうのが良いです。
たいら荘
平島には2回訪れましたが、2階ともお世話になったお宿です。
実家に帰ってきた感じになる温かいお宿です。

元料理人の宿主が腕を振るわれる食事は3食すべて美味しいです。
お刺身と魚料理を中心に、連泊でも飽きないようなく工夫していただけます。
ある日の夕食です。
翌日の朝食です。

お昼のチャーハンです。

また夕食です。
朝どれの伊勢海老を味噌汁にしていただきました。

また朝食です。

昼食には天ぷらそばとおにぎりでした。

平島の温泉
あかひげ温泉
あかひげ温泉は役場出張所(コミセン)の建物内にあります。

営業日は火木土曜日の17:00~21:00です。
入浴料は200円です。

平島の商店、自動販売機
平島には商店はありません。
自動販売機がたいら荘などに2台あります。


平島の公共施設
平島簡易郵便局
集落の役場出張所の隣にあります。
郵便窓口、貯金窓口ともあります。
キャッシュカードがあれば、貯金窓口の営業時間内にお金をおろすことができます。
ATMはありません。
平日 | 土曜日 | 日曜・休日 | |
郵便窓口 | 9:00~15:00 | 13:00~15:00 | 休業 |
貯金窓口 | 9:00~15:00 | 休業 | 休業 |
保険窓口 | 9:00~15:00 | 休業 | 休業 |

十島村役場平島出張所
島の滞在中に何かとお世話になるところです。
島では「コミセン」と呼ばれています。
コミセンは集落内にあります。
フェリーの乗船券は出張所(コミセン)で購入します。
あかひげ温泉も出張所(コミセン)と同じ建物にあります。


平島のコインランドリー
コインランドリーが集落の端の診療所の近くにあります。

乾燥機能のある大型の洗濯機があります。

平島の観光スポット
ガジュマルの古木
平島には樹齢千年を超えるガジュマルの樹があります。

平島大浦展望台
集落から歩いて20分~30分で展望台につきます。

晴れた日はトカラ列島の全島が見えるらしいです。

何もない絶海を見つめていると悩んでいることがどうでもよくなります。

甌穴(穴口)
東の浜港沿いの海岸を10分ほど歩くと甌穴があります。
甌穴は潮溜まりです。
この潮だまりは、岩のくぼみに入っていた小石が満潮時に流れの速い潮によりぶつかることによって、くぼみの岩が徐々に割れてできたものです。
やがて長い年月をかけてくぼみが大きくなり、岩の角がとれて丸くなったと言われています。

平家の穴
平家伝説ゆかりの史跡と言われる大きな洞窟です。
かつて平家の落人が都からの追手を監視するために作った穴と言われています。

諏訪之瀬島を望む
港から集落に行く道路からも隣の諏訪之瀬島などが見えます。

まとめ
平島を紹介しました。
トカラ列島ならではの雰囲気や景色があふれている平島。
ゆったりと流れる時間にホッとすること間違いないです。
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、平島のある十島村への観光やレジャー等での来島は自粛が要請されています。自粛要請が解除されてから、来島をご検討ください。