特急

特急しらさぎの座席、料金、車内設備、お得なきっぷなどについて解説。名古屋・米原〜金沢間をすばやく結び割引きっぷも多彩【乗車記】

特急しらさぎ アイキャッチ

(2020年3月2日作成)

 

名古屋・米原から福井を経由して金沢までを結ぶ特急「しらさぎ」を解説します。

名古屋と北陸を高速で結ぶ「しらさぎ」での旅を快適にするちょっとした工夫が満載です。

この記事はでは特急「しらさぎ」の車両や車内、座席や設備、お得なきっぷやバスとの比較など解説していきます。

特急しらさぎの車両と編成

特急しらさぎの使用車両

特急しらさぎはJR西日本所有の681系で運行しています。(一部は683系8000番台)の列車もあります。

681系は1992年(平成4年)に誕生しました。

現在「しらさぎ」で運行している車両は2015年(平成27年)まで特急「はくたか」で運行していた車両です。

北越急行が所有していた681系2000番台も現在はJR西日本が買い取って「しらさぎ」で運行しています。

金沢方、名古屋方の1号車はグリーン車で流線形の形をしています。

特急しらさぎ 外観4

「しらさぎ」用の車両は車両の帯にオレンジが入っています。

特急しらさぎ 外観 グリーン車以外の先頭車は分割や編号ができるように貫通扉が設置されています。 特急しらさぎ 外観3

特急しらさぎの編成

特急「しらさぎ」は主に6両編成で運行します。

グリーン車が1号車で、そのほかは普通車です。

自由席と指定席の割合は図の通りです。

特急しらさぎ 編成1 特急しらさぎ 編成2

(JR西日本 HPより)

特急しらさぎの車内

グリーン車

1号車がグリーン車です。

2列+1列のゆったりした座席です。

濃いブラウン系の色の座席と赤いシートカバーで高級感があります。

特急しらさぎ グリーン席座席2

座席の広さや間隔もゆったりしています。

しらさぎの681系にはコンセントはついていません。

特急しらさぎ グリーン席座席 特急しらさぎ グリーン席座席3

普通車(自由席、指定席)

普通車はJR西日本の特急車両の楊淳仕様の座席です。

グレー系の座席とレッド系の座席があります。

特急しらさぎ 普通車3

こちらはレッド系の座席です。

色などで指定席や自由席と区別していることはありません。

特急しらさぎ 普通車2

座席はリクライニングする特急用車両としては標準の座席です。

コンセントはついていません。

車両の端の座席はテーブルが狭いので注意しましょう。

特急しらさぎ 普通車 特急しらさぎ 普通車4

お手洗い等

多目的お手洗いは4号車にあります。

特急しらさぎ お手洗い扉

ベビーキープも設置されています。

特急しらさぎ 681系 多目的お手洗い

多目的お手洗いにはベビーベッドも設置されています。

特急しらさぎ お手洗い内部 おむつ交換台

お手洗いは約2/3の車両に設置されています。

特急しらさぎ お手洗い扉

狭いながらもベビーキープが設置されています。  特急しらさぎ お手洗い内部

洗面台は鏡の横に間接照明があります。

JR西日本の特急の標準タイプの洗面台です。

特急しらさぎ 洗面台2

WiFiなど

特急「しらさぎ」にはWiFiの設備はありません。

コンセントもありませんので、車内でネットを使って仕事をするなどを考えている場合は自前のネット環境が必要です。

特急しらさぎのおすすめ座席

特急「しらさぎ」では関ヶ原~米原間で伊吹山が見えます。

特に冬には雪をかぶったきれいな伊吹山を見ることができます。

伊吹山を見るには「A席」がおすすめです。

しらさぎには飲み物の自動販売機がある

特急「しらさぎ」には自動販売機はありません。

その他の飲み物や食べ物の車内販売もありません。

乗車前にコンビニや売店で買い物を済ませておきましょう。

特急しらさぎの停車駅、所要時間

特急しらさぎは下記の駅に停車します。

◎名古屋=◎尾張一宮=◎岐阜=◎大垣=米原=☆長浜=敦賀=武生=鯖江=福井=芦原温泉=(大聖寺)=加賀温泉=小松=☆松任=金沢

(◎名古屋発着は約半数、☆長浜、☆松任は一部の列車が停車、大聖寺はごく

一部の列車が停車)

特急しらさぎ 運行区間 特急しらさぎ 運行区間2

所要時間は下記の通りです。

名古屋 米原 東京

(東京~米原間はひかり利用)

金沢 2時間58分~3時間02分 1時間51分~1時間58分 4時間10分~4時間20分
加賀温泉 2時間32分~2時間36分 1時間25分~1時間32分 3時間40分~3時間55分
芦原温泉 2時間21分~2時間25分 1時間14分~1時間21分 3時間30分~3時間45分
福井 2時間09分~2時間14分 1時間02分~1時間09分 3時間20分~3時間35分
武生 1時間56分~2時間 49分~56分 3時間10分~3時間25分
敦賀 1時間35分~1時間40分 28分~34分 2時間45分~3時間00分

 

時刻は名古屋駅基準で7時台〜19時台までおおむね1時間~2時間に1本。

米原駅基準で8時台から22時台までおおむね1時間に1本。

金沢駅基準で5時台~20時台までおおむね1時間に1本で運行しています。

特急しらさぎの運賃、料金等

通常の運賃、料金は次の通りです。

名古屋 米原 東京

(東京~米原間はひかり利用)

金沢 7,460円

6,930円

5,810円

5,280円

16,300円

15,510円

加賀温泉 6,690円

6,160円

4,700円

4,170円

15,800円

15,010円

芦原温泉 6,140円

5,610円

4,370円

3,840円

15,470円

14,680円

福井 5,810円

5,280円

3,420円

2,890円

14,920円

14,130円

武生 5,810円

5,280円

3,250円

2,720円

14,590円

13,800円

敦賀 4,700円

4,170円

2,150円

1,620円

13,820円

13,030円

(上段:指定席、下段:自由席、新幹線・特急料金は通常期)

しらさぎに安く乗るには

特急しらさぎに利用できる割引きっぷには次のものがあります

・名古屋往復割引きっぷ、北陸往復割引きっぷ

・名古屋指定席特急回数券

・東京往復割引きっぷ

名古屋往復割引きっぷ、北陸往復割引きっぷ

名古屋往復割引きっぷはJR西日本が発売する往復タイプの割引きっぷです。

北陸往復割引きっぷはJR東海が発売する往復タイプの割引きっぷです。

特急「しらさぎ」、「能登かがり火」の普通車指定席と新幹線の米原~名古屋間では普通車自由席が利用できます。

米原~名古屋間ではしらさぎの指定席と新幹線の自由席が選べます。

高岡、富山、黒部宇奈月温泉からは北陸新幹線の自由席も利用できます。

有効期間は福井県発着は4日間、石川・富山県発着は6日間です。

GW、お盆、年末年始以外は利用できます。

北陸エリア、名古屋エリアの主な駅のみどりの窓口で購入できます。

JR西日本のインターネット予約「e5489」でも予約できます。

きっぷの値段は次の通りです。

区間 値段 備考
敦賀~名古屋市内 8,070円

(4,035円/片道)

武生~名古屋市内 9,950円

(4,975円/片道)

鯖江~名古屋市内 9,950円

(4,975円/片道)

福井~名古屋市内 10,050円

(5,025円/片道)

芦原温泉~名古屋市内 10,680円

(5,340円/片道)

加賀温泉~名古屋市内 11,520円

(5,760円/片道)

小松~名古屋市内 12,250円

(6,125円/片道)

金沢~名古屋市内 13,200円

(6,600円/片道)

高岡~名古屋市内 13,940円

(6,970円/片道)

北陸新幹線経由

新高岡~富山間は在来線利用

富山~名古屋市内 15,600円

(7,800円/片道)

北陸新幹線経由
黒部宇奈月温泉~名古屋市内 16,580円

(8,290円/片道)

北陸新幹線経由
七尾・和倉温泉~名古屋市内 16,700円

(8,350円/片道)

IRいしかわ鉄道経由

詳しくは次のページをご覧ください

名古屋往復割引きっぷのページ

北陸往復割引きっぷのページ

名古屋指定席特急回数券

名古屋指定席特急回数券はJR西日本が発売する回数券タイプの割引きっぷです。

特急「しらさぎ」の普通車指定席と新幹線の米原~名古屋間では普通車自由席が利用できます。

米原~名古屋間ではしらさぎの指定席と新幹線の自由席が選べます。

高岡、富山、黒部宇奈月温泉からは北陸新幹線の自由席も利用できます。

有効期間は3か月です。

GW、お盆、年末年始以外は利用できます。

北陸エリアの主な駅のみどりの窓口で購入できます。

きっぷの値段は次の通りです。

区間 値段 備考
敦賀~名古屋市内 23,280円

(3,880円/枚)

武生~名古屋市内 28,620円

(4,770円/枚)

鯖江~名古屋市内 28,620円

(4,770円/枚)

福井~名古屋市内 28,920円

(4,820円/枚)

芦原温泉~名古屋市内 30,780円

(5,130円/枚)

加賀温泉~名古屋市内 33,300円

(5,550円/枚)

小松~名古屋市内 35,520円

(5,920円/枚)

金沢~名古屋市内 37,680円

(6,280円/枚)

高岡~名古屋市内 39,960円

(6,660円/枚)

北陸新幹線経由

新高岡~富山間は在来線利用

富山~名古屋市内 44,280円

(7,380円/枚)

北陸新幹線経由
黒部宇奈月温泉~名古屋市内 47,040円

(7,840円/枚)

北陸新幹線経由

詳しくは次のページをご覧ください

名古屋指定席特急回数券のページ

東京往復割引きっぷ

東京往復割引きっぷはJR西日本が発売する往復タイプの割引きっぷです。

特急「しらさぎ」と新幹線「ひかり」「こだま」が利用できます。

(「のぞみ」は利用できません)

普通車用とグリーン車用があります。

有効期間は7日間です。

GW、お盆、年末年始以外は利用できます。

北陸エリアの主な駅のみどりの窓口で購入できます。

きっぷの値段は次の通りです。

区間 普通車用 グリーン車用
敦賀~東京都区内 25,630円

(12,815円/枚)

32,030円

(16,015円/枚)

武生~東京都区内 25,830円

(12,915円/枚)

32,250円

(16,125円/枚)

鯖江~東京都区内 25,830円

(12,915円/枚)

32,250円

(16,125円/枚)

福井~東京都区内 26,060円

(13,030円/枚)

32,480円

(16,240円/枚)

芦原温泉~東京都区内 26,060円

(13,030円/枚)

32,480円

(16,240円/枚)

加賀温泉~東京都区内 26,280円

(13,140円/枚)

32,680円

(16,340円/枚)

小松~東京都区内 26,280円

(13,140円/枚)

32,680円

(16,340円/枚)

金沢~東京都区内 26,480円

(13,240円/枚)

32,900円

(16,450円/枚)

詳しくは次のページをご覧ください

東京往復割引きっぷのページ

特急しらさぎと競合する交通機関との比較

特急しらさぎと同じ区間を運行する高速バスは金沢~名古屋線福井~名古屋線があります。

また羽田空港から小松空港まで飛行機ののって、リムジンバスで福井に行くこともできます。

名古屋~金沢、名古屋~福井、東京~福井の交通機関の比較をまとめました。

名古屋~金沢の各交通機関の比較

運賃・料金 所要時間 運行本数
JR(しらさぎ) 6,280円~7,460円 2時間58分~3時間02分 16往復

(1時間~2時間間隔)

(米原からは1時間間隔)

高速バス 3,600円~4,500円 3時間53分~4時間03分 10往復

(1時間~2時間間隔)

名古屋~福井の各交通機関の比較

運賃・料金 所要時間 運行本数
JR

(しらさぎ)

4,820円~5,810円 2時間09分~2時間14分 16往復

(1時間~2時間間隔)

(米原からは1時間間隔)

高速バス 2,850円~3,300円 2時間50分 8往復

(1時間~2時間間隔)

東京~福井の各交通機関の比較

運賃・料金 所要時間 運行本数
JR

(新幹線+しらさぎ)

13,030円~14,920円 3時間20分~3時間35分 1日16往復

(約1時間間隔)

飛行機

(ANA,JAL)

11,270円~27,370円 3時間30分~3時間40分 10往復

(ANA4往復、JAL6往復)

各交通機関の解説

金沢~名古屋線

金沢~名古屋線は北陸鉄道、名鉄バス、西日本ジェイアールバス、JR東海バスが共同運行する高速バスです。

所要時間と本数は次の通りです。

名鉄バスセンター(名古屋駅)~金沢駅東口:約3時間53分~4時間03分

1日10往復運転

金沢駅行きは名古屋駅新幹線口からも乗車できます。降車はできません。

運賃は次の通りです。

名古屋駅、名鉄バスセンター~金沢駅:4,500円

往復でで7,200円(3,600円/片道)、回数券(4回利用)で14,400円(3,600円/回)まで安くなります。

金沢~名古屋線(北陸鉄道)のページ

福井~名古屋線

福井~名古屋線は京福バス、名鉄バス、福井鉄道、JR東海バスが共同運行する高速バスです。

所要時間と本数は次の通りです。

名鉄バスセンター(名古屋駅)~福井駅東口:約2時間50分

1日8往復運転

運賃は次の通りです。

名古屋駅、名鉄バスセンター~福井駅東口:3,300円

往復でで5,700円(2,850円/片道)、回数券(4回利用)で11,400円(2,850円/回)まで安くなります。

福井~名古屋線(京福バス)のページ

東京~福井で羽田空港~小松空港を飛行機利用

航空機は羽田空港から小松空港まで就航しています。

羽田空港~小松空港

JAL、ANAが就航しています。

運行本数:1日10往復(JAL6往復、ANA4往復)

所要時間は次の通りです。

羽田空港~小松空港:約1時間05分~1時間10分

東京駅~福井駅:約3時間30分~3時間40分(JR、京急、リムジンバスの時間を含む)

運賃は次の通りです。

このほかに羽田空港までのJR、京急の運賃と小松空港から福井駅までのリムジンバス運賃が必要です。

(東京駅~羽田空港:580円(JR・京急) 小松空港~福井駅:1,400円、合計1,980円)

運賃 ANA JAL
通常運賃 23,890円 25,390円
バリュー3(ANA)

得便割引3(JAL)

12,290円~13,290円 12,290円~13,290円
スーパーバリュー28(ANA)

先得割引(JAL)

9,660円~11,790円 10,090円~11,790円
スーパーバリュー55(ANA)

スーパー先得(JAL)

9,390円~11,490円 9,290円~11,390円

 

フライトの時刻やリムジンバスの情報については次のページもご覧ください。

大分空港のページ

しらさぎにも乗れる宿泊も一緒ならさらにお得なJRセットプラン

 

特急しらさぎから乗り換えできる列車

名古屋駅

新幹線「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」

特急「しなの」、特急「南紀、快速「みえ

新快速・快速

尾張一宮駅

新快速・快速

岐阜駅

特急「ひだ

新快速・快速

大垣駅

新快速・快速

米原駅

新幹線「ひかり」、「こだま」

新快速(京都、大阪方面)新快速・快速(岐阜、名古屋方面)

金沢駅

北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」、「つるぎ」

特急「能登かがり火」、特急「花嫁のれん」

特急しらさぎとは

特急「しらさぎ」は名古屋、米原から敦賀や福井を経由して金沢でを結ぶ列車です。

1964年(昭和39年)に運転を開始しました。

当初は名古屋~富山間の列車で車両は485系の1往復の設定でした。

米原駅では新幹線に接続するダイヤとなっており、東京から福井へはしらさぎを利用するのがもっとも速いルートとなっています。

特急「しらさぎ」の設定前は急行「能登」や準急「ゆのくに」が運転されていました。

「しらさぎ」は1往復の設定だったので、「能登」や「ゆのくに」はそのまま残ります。

その後、「しらさぎ」は本数を増やしていきます。

1975年(昭和50年)には湖西線開業に伴い「雷鳥」が米原を通らなくなったため、新幹線連絡列車として米原~金沢・富山間に特急「加越」が設定されます。

1985年(昭和60年)には急行「くずりゅう」が快速に格下げされ、この区間の昼間の優等列車は特急のみになります。

1988年(昭和63年)には米原~金沢間に新幹線連絡の速達特急として「きらめき」が設定されます。

1991年(平成3年)には七尾線電化完成に伴い「しらさぎ」も和倉温泉までの乗り入れを開始します。

1997年(平成9年)に「きらめき」は「加越」に統合されます。

2003年(平成15年)には485系から「しらさぎ」用に新製された683系2000番台に車両が変更になります。

また「加越」が「しらさぎ」に統合され、名古屋・米原~金沢・富山間の全列車が「しらさぎ」となり、16往復の運転となります。

2015年(平成27年)に北陸新幹線が金沢まで開業。

「しらさぎ」は運転区間が金沢まで短縮され、名古屋・米原~金沢間の列車となります。

車両は683系2000番台から「はくたか」で使用されていた681系(一部683系8000番台)が使用されるようになります。

特急しらさぎの関連商品

まとめ

・特急しらさぎは名古屋・米原と金沢を結ぶ特急列車

・681系(一部683系8000番台)で運行されている

・コンセントは設置されていない

・飲み物の自動販売機はなし

・しらさぎを利用する北陸~名古屋・東京の割引きっぷが設定されている

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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