(2021年5月24日更新)
快速「サンライナー」は2022年3月改正で廃止されました。
快速「サンライナー」について解説します。
快速サンライナーは岡山~福山を山陽本線経由で結ぶ快速列車です。
岡山から、倉敷や笠岡など瀬戸内の都市を通り、福山まで結びます。
クロスシートの快適な車両が使われているのも特徴です。
ここでは快速「サンライナー」の停車駅や車内設備、座席、運賃など解説します。
快速サンライナーの車両と編成
使用車両
快速サンライナーの車両は117系です。
117系は京阪神の快速用として1980年(昭和55年)にデビューしました。
117系は快速サンライナーには1992年(平成4年)から運行しています。
朝の一部列車は115系で運行していますが、ほとんどの快速サンライナーは117系での運行です。
快速サンライナー用の117系はサンライナーの専用塗装だたこともありましたが、現在はでは瀬戸内地方の標準塗色であるオリーブイエロー色の塗装です。

117系はデビュー当時の新快速が停車駅が少なかったこともあり片側2扉の車両です。
2扉では条項に時間がかかることもありますが、座席が多くなるなどメリットもあります。

スピード感のある流線形の先頭車は、登場から40年以上経っても斬新さすら感じます。

今ではほとんど見かけない幕式の行き先表示を備えています。

編成
快速サンライナーは基本は117系の4両編成で運行します。
朝の一部列車は115系4両編成や117系の8両編成の列車もあります。
117系4両編成の列車は基本的にはワンマン運転です。
快速サンライナーの車内と座席
快速サンライナーの車内
快速サンライナーの117系の車内はクロスシートです。
座席の向きを変えることができる転換クロスシートです。

古い設計の座席ですが、クッションも柔らかく座り心地のよい座席です。

少しシート間隔が狭いですが、進行方向を向いて座れることと、対面することが少ないのでゆったりと快適に過ごせます。

お手洗いの前や車両の端の座席は向きを変えることができない固定のシートです。

優先座席
優先座席は各車両の大阪方にあります。
専用の緑のカバーがで分かるようになっています。

お手洗いの近くの座席は向きが固定の座席が優先座席です。

お手洗い、トイレ等
広島方の先頭車両にはお手洗い、トイレがあります。

最近ではほとんど見かけなくなった、昭和を感じる和式トイレです。
手洗い場もトイレの中にあります。

快速サンライナーの停車駅や所要時間と運行間隔など
快速サンライナーの停車駅
快速サンライナーの停車駅は次の通りです。
岡山=倉敷=新倉敷=(金光)=笠岡=東福山=福山
快速サンライナーの所要時間と運賃
(運賃)
岡山 | 330円 | 510円 | 770円 | 990円 |
約10分~15分 | 倉敷 | 200円 | 510円 | 770円 |
約20分 | 約10分 | 新倉敷 | 330円 | 590円 |
約35分 | 約20分 | 約10分 | 笠岡 | 240円 |
約50分 | 約35分 | 約25分 | 約15分 | 福山 |
(所要時間)
運行間隔
快速「サンライナー」は2022年3月改正で廃止されました。
快速サンライナーは夕方以降の運行です。
岡山から福山方面は15時台~20時台まで30~40分間隔です。
福山から岡山方面は17時台~20時台まで30~40分間隔です。
快速サンライナーと競合する交通機関の比較
快速サンライナーと競合する区間を運行する交通機関は山陽新幹線があります。
岡山~福山の交通機関の比較
八丁堀、紙屋町など広島市街地から呉に向かうには、高速バスが便利です。
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
新幹線 | 2,750円~3,490円 | 16分~20分 | 5~15分間隔 |
快速サンライナー | 990円 | 約50分 | 朝夕に約30分間隔 |
各交通機関の解説
山陽新幹線
岡山~福山からの山陽新幹線の所要時間は次の通りです
所要時間 | |
岡山~福山 | 約16分~20分 |
福山にはのぞみ号が1時間1本程度、さくら号の全列車とひかり号のほとんどの列車、一部のみずほ号、こだま号の全列車がが停車します。
運行間隔はは約5分~15分間隔です。
運賃・料金は次の通りです。
博多~小倉(通常期の値段)
3,490円(みずほ、のぞみ指定)
3,280円(ひかり、さくら指定)
2,750円(自由席)
快速サンライナーから乗り換えできる列車
快速「サンライナー」は2022年3月改正で廃止されました。
岡山駅
特急「しおかぜ」、特急「南風」「南風アンパンマン列車」、特急「うずしお」、快速「マリンライナー」、特急「スーパーいなば」、観光列車「La Malle de Bois〜ラマルドボア」、快速「ことぶき」
倉敷駅
特急「やくも」
新倉敷駅
新幹線「こだま」
福山駅
快速サンライナーとは
快速「サンライナー」は1989年(平成元年)に運転を開始しました。
終日運転していましたが、日中は2009年(平成21年)、朝ラッシュは2019年(平成29年)に運転を終了し、いまは夕方以降の運転となっています。
かつては尾道駅、糸崎駅、三原駅まで直通する列車もありましたが、現在は岡山~福山までの運行です。
2022年3月改正で廃止されました。
快速サンライナーの関連商品
まとめ
・快速「サンライナー」は2022年3月改正で廃止されました。
・快速サンライナーは岡山から福山を山陽本線経由で結ぶ列車
・朝夕に運行している
・倉敷や笠岡などの都市を通り名所や海沿いを走る列車
・車両はクロスシートの117系で運行しており座席も快適
最後までお読みいただきありがとうございました。