特急

快速ことぶきの停車駅や料金、座席を解説します。岡山と津山を結び新幹線との接続もよい列車。

(2021年1月13日作成)

 

岡山から津山までを結ぶ快速「ことぶき」について解説します。

岡山と県北最大の都市津山を結ぶ快速列車です。

新幹線との接続もよく、利用しやすい列車です。

この記事では快速「ことぶき」の停車駅や車内設備、座席、運賃など解説します。

快速ことぶきの車両と編成

使用車両

快速ことぶきの使用車両はキハ40、47系です。

キハ40、47系は1977年(昭和52年)に誕生しました。

快速ことぶき キハ47

快速ことぶき用の専用車両ではなく、津山線の他の列車と共通で運用しています。

快速ことぶき キハ47

編成

快速ことぶきは2両編成で運行しています。

一部列車を除きワンマン列車として運行しています。

快速ことぶきの車内と座席

快速ことぶきの座席

快速ことぶきのキハ40、47系の車内は昔ながらのボックスシートが並びます。

快速ことぶき キハ47 車内

茶色のボックスシートです。

シートの間隔は比較的広く、混雑していないときは快適に乗車できます。

快速ことぶき キハ47 座席

扉付近や車両の端の部分はロングシートもあります。

快速ことぶき キハ47 座席

優先座席

優先座席は専用の図柄の座席です。

快速ことぶき キハ47 優先座席

お手洗い、トイレ等

お手洗いは車両の端にあります。

列車によってお手洗い、トイレの位置は異なる場合はありますが、各列車に最低1か所はお手洗い、トイレがあります。

快速ことぶき キハ47 お手洗い トイレ

昔ながらの和式のお手洗いです。

快速ことぶき キハ47 お手洗い トイレ

快速ことぶきの停車駅や所要時間と運行間隔など

快速ことぶきの停車駅

快速みよしライナーの停車駅は次の通りです。

岡山=法界院=(野々口)=金川=(建部)=福渡=誕生寺=亀甲=津山

(野々口、建部は朝の岡山行き1本と夜の津山行き1本が停車)

朝の岡山行き1本は津山~福渡間の各駅に停車します。

津山=(各駅停車)=福渡=金川=法界院=岡山

快速ことぶきの所要時間と運賃・料金

快速ことぶきに乗車するにはきっぷのみで乗車できます。

快速列車なので運賃のほかに料金は必要ありません。

(運賃)

岡山 330円 590円 990円 1,170円
約25分 金川 240円 590円 770円
約35分~40分 約10分~15分 福渡 330円 590円
約55分~1時間05分 約30分~40分 約20分~25分 亀甲 210円
約1時間05分~1時間15分 約40分~50分 約30分~35分 約10分 津山

(所要時間)

運行間隔

快速ことぶきの運行間隔は次の通りです。

岡山から津山方面は6時台~19台まで2時間~3時間間隔です。

津山から岡山方面は6時台~20時台まで1時間~3時間間隔です。

快速ことぶきと競合する交通機関の比較

快速ことぶきと競合する区間を運行する交通機関は岡山エクスプレス津山号があります。

岡山~津山の交通機関の比較

八丁堀、紙屋町など広島市街地から呉に向かうには、高速バスが便利です。

運賃 所要時間 運行本数
快速ことぶき 1,170円 1時間05分~1時間15分 1~3時間間隔
岡山エキスプレス津山号 800円 1時間45分 1日2往復

(朝夕のみ)

各交通機関の解説

岡山エクスプレス津山号

岡山エクスプレス津山号は両備バスが運行する乗合バスです。

所要時間は次の通りです

所要時間
岡山駅西口~津山駅 約1時間45分

このほかにも岡山天満屋バスセンター、イオンモール岡山前にも停車します。

1日4往復運行です。

2020年9月現在では発車時刻は次の通りです。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で減便している場合があります。

岡山駅西口:10:30発、12:00発、16:40発、17:50発

津山駅:7:20発、8:40発、13:40発、14:50発

運賃・料金は次の通りです。

天満屋・イオンモール岡山・岡山駅西口~津山駅:800円

快速ことぶきから乗り換えできる列車

岡山駅

新幹線「のぞみ」、「ひかり」、「こだま

九州新幹線「みずほ」、「さくら

特急「やくも」、特急「しおかぜ」、特急「南風」「南風アンパンマン列車」、特急「うずしお」、快速「マリンライナー」、特急「スーパーいなば」、観光列車「La Malle de Bois〜ラマルドボア」、快速「サンライナー

快速ことぶきとは

快速「ことぶき」は1997年(平成9年)に運行を開始した岡山~津山間の快速列車です。

智頭線経由の特急「スーパーいなば」運行開始に伴い、それまで運行していた急行「砂丘」が廃止となりました。

急行「砂丘」は1962年(昭和37年)から運行を開始した岡山~鳥取を結ぶ山陽山陰連絡の列車でした。

特急となり高速化され岡山~鳥取間の所要時間は短縮されましたが、特に津山を優等列車が通らなくなることに対いる地元の反発がありました。

このような経緯があり、岡山~津山間はこの快速「ことぶき」と急行「つやま」が設定されました。

「ことぶき」の名称は、津山線沿線に福渡、亀甲、金川、誕生寺など縁起の良い駅名が多いことに由来しています。

運行開始当初は快速「ことぶき」にも指定席が設定されましたが、2001年(平成13年)に廃止されました。

2009年(平成21年)には急行「つやま」が廃止され、以降は津山線唯一の優等列車として運行しています。

快速ことぶきの関連商品

 

まとめ

・快速ことぶきは岡山から津山までを結ぶ快速列車

・指定席などはなく、乗車券のみで利用できる

・新幹線との接続もよく利用しやすい

 

最後までお読みいただきありがとうございました。