(2022年5月4日更新)
西鉄の天神大牟田線特急について解説します。
西鉄特急は福岡天神から久留米、柳川を経由して大牟田までを結びます。
主にクロスシートの車両で運行していて快適です。
ここでは西鉄天神大牟田線特急の停車駅や車内設備、座席、運賃など解説します。
西鉄天神大牟田線特急の車両と編成
使用車両
使用車両は3000形を中心に朝夕は6050形、5000形、9000形も使用します。
写真の3000系は2007年(平成19年)に誕生しました。
現在の特急、急行の主力車両です。

写真の6050形は4扉の特長を生かし、ラッシュ時に運行します。
ラッシュ時は7両編成で運行しています。

こちらは最新型の9000系です。
ラッシュ時の時間帯等に運行しています。

編成
西鉄天神大牟田線特急は5,6,7両編成で運行しています。
6両編成が最も多く、ラッシュ時は7両編成、ごく一部の列車が5両編成です。
西鉄天神大牟田線特急の車内と座席
主力である3000形の車内です。
転換するクロスシートが並びます。

窓わりと少しあっていないところがありますが、クロスシートは快適でありがたいです。

車両端部には車いすスペースと優先座席があります。
優先座席はピンクです。

車両端部にはLCDの案内モニターがあります。

こちらは5000形の車内です。
3000形以外の車内はロングシートです。

車両端部の車いすスペースと優先座席です。
こちらの優先座席は青色の座席です。

お手洗い、トイレ等
西鉄特急にはお手洗い、トイレの設備はありません。
西鉄天神大牟田線特急の停車駅や所要時間と運行間隔など
西鉄天神大牟田線特急の停車駅
紀州路快速の停車駅は次の通りです。
福岡(天神)=薬院=大橋=西鉄二日市=西鉄久留米=花畑=大善寺=西鉄柳川=新栄町=大牟田
西鉄天神大牟田線特急の所要時間、運賃
西鉄天神大牟田線特急は普通のきっぷやICカードだけで乗車できます。
(運賃)
福岡(天神) | 360円 | 630円 | 680円 | 860円 | 1,040円 |
16分 | 西鉄二日市 | 460円 | 520円 | 680円 | 860円 |
32分 | 15分 | 西鉄久留米 | 260円 | 410円 | 630円 |
39分 | 22分 | 6分 | 大善寺 | 360円 | 520円 |
49分 | 32分 | 16分 | 9分 | 西鉄柳川 | 360円 |
1時間04分 | 47分 | 31分 | 24分 | 14分 | 大牟田 |
(所要時間)
運行間隔
西鉄特急は平日昼間の運行はなくなりました。
平日は以下の時間帯で特急は運行しています。
福岡(天神)発6時台~10:00発、15:30発~22:00発
大牟田発6時台~9:55発、15:30発~21:23発
昼間時間帯は急行fが30分間隔で運行しています。
土休日は終日運行しています。
福岡(天神)駅からは6時台~21時台までおおむね30分間隔です。
大牟田駅からは5時台~21時台までおおむね30分間隔です。
西鉄天神大牟田線特急と競合する交通機関の比較
紀州路快速と同じ区間を運行する交通機関は九州新幹線、JR鹿児島本線快速があります。
福岡~久留米、福岡~大牟田の交通機関の比較をまとめました。
福岡~久留米の交通機関の比較
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
西鉄天神大牟田線特急 | 630円 | 32分 | 30分間隔 |
JR鹿児島本線快速 | 760円 | 35分~50分 | 15~20分間隔 |
九州新幹線 | 2,750円 | 16分~18分 | 15~30分間隔 |
福岡~大牟田の交通機関の比較
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
西鉄天神大牟田線特急 | 1,040円 | 1時間04分 | 30分間隔 |
JR鹿児島本線快速
(昼間は鳥栖か久留米で乗り換え) |
1,310円 | 55分~1時間05分 | 20~30分間隔 |
九州新幹線 | 3,800円 | 29分~33分 | 30分間隔 |
各交通機関の解説
九州新幹線
博多からの九州新幹線の所要時間は次の通りです
所要時間 | |
博多~久留米 | 約16分~18分 |
博多~新大牟田 | 約29分~33分 |
久留米に停車する列車は15分~20分間隔です。
新大牟田に停車する列車は30分~1時間間隔です。
運賃・料金は次の通りです。
博多~久留米:2,750円
博多~大牟田:3,800円
JR鹿児島本線快速
博多からのJR鹿児島本線快速の所要時間は次の通りです
所要時間 | |
博多~久留米 | 約35分~50分 |
博多~大牟田(朝夕運行、昼間は乗り換え) | 約1時間05分~1時間25分 |
停車駅は次の通りです。
博多=
運行間隔は博多~久留米間は約15~20分間隔で運行しています。
大牟田へは朝夕のみ直通で運行しています。
昼間は鳥栖もしくは久留米で乗り換えです。
博多~大牟田間の快速の停車駅は次の通りです。
博多=南福岡=大野城=二日市=原田=基山=鳥栖=久留米=荒木=羽犬塚=筑後船小屋=瀬高=大牟田
(博多~二日市間快速、博多~久留米間快速の区間快速列車が多数あります)
運賃・料金は次の通りです。
博多~久留米:760円
博多~大牟田:1,310円
西鉄天神大牟田線特急から乗り換えできる列車
二日市駅
大牟田駅
西鉄天神大牟田線特急とは
西鉄特急は1959年(昭和34年)から運行を開始しました。
運行開始当初の停車駅は福岡・二日市・久留米・柳河(現西鉄柳川)・栄町(現新栄町)・大牟田で45分間隔の運行でした。
1961年(昭和36年)には特急専用の1000形、1300形がコバルトブルーに黄色の特急専用塗色となり、西鉄の代表的列車となりました。
1966年(昭和41年)には増発で30分間隔となり、現在の運行の形に近いものとなりました。
1973年(昭和48年)には2000形を投入して車両が交代しました。
2000形は冷房を装備して、座席も転換クロスシートで好評でした。
1989年(平成元年)には8000形を特急に投入。
2008年(平成20年)には福岡(天神)~大牟田間が58分運行と1時間を切ります。
停車駅も2017年(平成29年)に大橋駅追加で現在の停車駅となります。
車両は2017年(平成29年)に8000形が特急から引退して廃車となり、現在の3000形中心の運行体制となります。
2021年(令和3年)のダイヤ改正では、新型コロナウイルス流行による需要減のため、平日昼間の特急運行が中止とするダイヤ変更が行われました。
平日昼間は福岡天神~大牟田間直通の急行が30分間隔で運行するダイヤとなりました。
西鉄天神大牟田線特急の関連商品
まとめ
・西鉄特急は福岡の繁華街天神から大牟田までを結ぶ
・二日市、久留米、柳川を経由する
・JRが通過しない柳川に停車する
・クロスシートの3000形を中心に運行している
・平日昼間は特急の運行はなく急行で代替
最後までお読みいただきありがとうございました。