(2020年10月18日作成)
南海のなんば駅から林間田園都市を通り橋本までを結ぶ特急「りんかん」について解説します。
通勤に少しの料金をプラスして乗車できる快適な列車です。
ここでは特急「りんかん」の車両や編成、座席、車内設備、お手洗いなどの解説を記載すると同時に、おとくなきっぷや安く乗車する方法など「りんかん」の魅力を解説していきます。
特急りんかんの車両と編成
使用車両
特急りんかんには30000系と31000系が使用されます。
特急「こうや」と共通運用です。
30000系です。
30000系は1983年(昭和58年)に製造されました。
製造以来「こうや」で運行していましたが、1985年(昭和60年)に「りんかん」の前身である「H特急」でも運行しています。
「H特急」は1992年(平成4年)に「りんかん」と命名されて現在に至ります。

31000系です。
31000系は1999年(平成11年)に製造されました。
「こうや」の増発と「りんかん」の8両編成化のための増備車両です。

編成
特急「りんかん」は4両編成または8両編成で運行しています。
8両編成の時は30000系が2編成、または30000系と31000系の併結となります。
30000系の座席表と設備案内図です。

31000系の座席表と設備案内図です。
31000系には車いす固定用座席があります。

特急りんかんの車内
30000系の車内、設備
車内
4列の座席です。
濃いグレーの座席が並びます。
「KOYA LINE」と記載された赤い座席カバーが特徴です。

中間にもひじ掛けがあります。
テーブルは前方にあります。


コンセント
30000系にはコンセントは設置されていません。
お手洗い、トイレ等
3号車(8両編成時は7号車)のはお手洗い、トイレがあります。
男性の小便器と男女兼用お手洗いの2か所です。

お手洗い、トイレの内部です。

お手洗いの前には洗面台があります。

りんかんのおすすめ座席
30000系では前面展望が楽しめる座席があります。
1号車の3番、4番、4号車の49番、50番です。
全席指定ですので、予約時にこれらの座席を指定しましょう。

りんかんには飲み物の自動販売機がある
りんかんの2号車(8両編成時は6号車にも)には飲み物の自動販売機があります。
りんかんには車内販売はないので、食べ物はあらかじめ駅で買っておきましょう。

特急りんかんの運行路線、停車駅、時刻等
「りんかん」はなんば~橋本間で運行してます。
停車駅は次の通りです
なんば=新今宮=天下茶屋=堺東=金剛=河内長野=林間田園都市=橋本
運行間隔は次の通りです。
なんば発は17時台~23時台で約30分~60分間隔
橋本発は朝夕のラッシュ時間帯に運行しています。
特急りんかんの運賃、料金等
通常の運賃、料金
りんかんを利用するには、運賃に加えて特急券(520円)を購入すれば利用できます。
次に運賃と特急券込みの値段を示します。
なんば~橋本:1,220円
なんば~林間田園都市:1,170円
なんば~河内長野:1,090円
りんかんに安くお得に乗るには
チケットレスサービス

月に数回乗る予定のある場合は、チケットレスサービスを利用するのがお得です。
同じ月で3回目、5回目、7回目の乗車ででボーナスポイントが150ポイントがもらえて、7回乗車すると特急料金1回分のポイントが貯まります。
(通常の乗車では3%ポイント)
ポイントのつき方のイメージは次の通りです。

支払い方法はクレジットカードや特急積立金からの引き落としが選べます。
詳しくは次のページもご覧ください。
特急りんかんと競合する交通機関との比較
特急「りんかん」と競合する高速バスなどの交通機関はありません。
特急りんかんからの乗り換えできる列車
なんば駅
近鉄特急、名阪特急(ひのとり、アーバンライナー)、阪伊特急(しまかぜ、伊勢志摩ライナー、ビスタカー等)
新今宮駅
天下茶屋駅
橋本駅
観光特急「天空」
特急りんかんとは
特急「りんかん」は1992年(平成4年)に運行を開始しました。
なんば~橋本間の特急は1985年(昭和60年)に「H特急」として運行を開始しました。
1992年(平成4年)に専用車両11000系導入をきっかけに「りんかん」の愛称が名付けられました。
2000年(平成12年)から2015年(平成27年)には「こうや」と併結した「こうや・りんかん」も運行されていました。
11000系は「りんかん」の運用をはずれ「泉北ライナー」専用となり、現在は30000系、31000系での運行となっています。
特急りんかんの関連商品
まとめ
・りんかんはなんばから橋本を結ぶ便利な特急列車
・朝夕のラッシュ時に運行している
・お手洗いを完備している
・飲物の自動販売機がある
最後までご覧いただきありがとうございました