特急

南海空港急行の停車駅や車内設備、座席、運賃を解説します。15分間隔で運行して南海のなんばから関西空港までをダイレクトに結んで便利【乗車記】

(2021年1月29日作成)

 

特急「ラピート」とならび南海の代表的な関西空港アクセス列車が空港急行です。

空港急行は南海のなんばから関西空港までを結びます。

通路が広く大きい荷物を持っているときの配慮もあります。

ここでは南海の空港急行の停車駅や車内設備、座席、運賃など解説します。

南海空港急行の車両と編成

南海空港急行の使用車両

使用車両は8300系、8000系、1000系、9000系です。

8300系、8000系、1000系仕様の列車が多いです。

こちらは8300系です。

南海 空港急行 8300系

こちらは1000系です。

南海 空港急行 1000系

1000系の百舌鳥古墳群ラッピング電車も使用されています。

南海 空港急行 1000系

南海空港急行の編成

南海空港急行は6両編成もしくは8両編成で運転しています。

平日のなんば行きは女性専用車両が設定されています。

女性専用車両は平日の7:20~8:30の間に天下茶屋に到着する列車の8両編成の列車で設定されています。

なんば方から4両目が女性専用者です。

南海空港急行の車内と座席

8300系

南海空港急行の座席は通勤電車によくあるロングシートとなっています。

8300系の車内です。

南海 空港急行 8300系 車内

8300系ではドア横のスぺスが広い車両があります。

スーツケースを置いたり、子連れの方が通路に出ず端によれるようになっています。

南海 空港急行 8300系 車内

優先座席は濃い青色の座席です。

南海 空港急行 8300系 車内 優先座席

8300系には当初からLCDディスプレイの案内表示が設置されています。

4か国語表記です。

南海 空港急行 8300系 LCDディスプレイ

1000系

1000系の車内もロングシートですが、車両の端のシートはクロスシートとなっています。

南海 空港急行 1000系 車内

向かい合わせで向きは変えることはできませんが、このようなシートが少しでもあるのはありがたいです。

南海 空港急行 1000系 座席 クロスシート

お手洗い等

南海の空港急行にはお手洗いはありません。

南海空港急行の停車駅や所要時間と運行間隔など

停車駅

南海空港急行の停車駅は次の通りです。

なんば=新今宮=天下茶屋=堺=羽衣=泉大津=春木=岸和田=貝塚=泉佐野=りんくうタウン=関西空港

所要時間

なんば〜関西空港:約45分~52分

運行間隔

なんば駅からは5時台から運行しています。

9時台から22時台までは15分間隔です。

関西空港駅からは5時台から運行しています。

8時台から23時台は約15分間隔です。

南海空港急行の運賃、料金等

南海空港急行は通常の切符やICカードだけで乗車することができます。

なんば〜関西空港:930円

南海空港急行と競合する交通機関の比較

関空快速と同じ区間を運行する交通機関は南海の空港特急ラピート、J空港リムジンバス、JRの関空特急はるか、JRの関空快速があります。

なんば~関西空港間と大阪梅田~関西空港間の各交通機関の比較をしました。

なんば~関西空港の各交通機関の比較

運賃・料金 所要時間 運行本数
南海空港急行 930円 約45分~52分  約15分間隔 
南海ラピート 1,290円~1,450円 約34分~50分 約30分間隔
JRはるか(天王寺駅で乗り換え) 1,740円~2,270円 約45分~50分 30分間隔
JR関空快速

(新今宮駅で乗り換え)

1,080円  約60分 15~30分間隔
空港リムジンバス 950円~1,100円 約48分~63分 20~30分間隔

大阪梅田~関西空港の各交通機関の比較

運賃・料金 所要時間 運行本数
南海空港急行

(梅田~なんばは御堂筋線利用)

1,160円  約60分~75分 空港急行は

約15分間隔 

南海ラピート

(梅田~なんばは御堂筋線利用)

1,520円~1,680円 約50分~65分   ラピートは

約30分間隔

JRはるか(新大阪駅で乗り換え) 2,540円~3,840円 約55分~70分 30分間隔
JR関空快速 1,210円  約70分 15~30分間隔
空港リムジンバス 1,410円~1,600円 約50分~80分 15~60分間隔(24時間運行)

各交通機関の解説

南海空港特急ラピート

南海 空港特急 ラピート 50000系

南海の空港特急「ラピート」の所要時間と運行間隔は次の通りです。

所要時間:なんば~関西空港:約34分~50分

運行間隔:おおむね30分間隔

運賃、料金は次の通りです。

なんば、新今宮、天下茶屋~関西空港:レギュラーシート1,450円、スーパーシート1,660円

(運賃930円、レギュラーシート特急券520円、スーパーシート特急券730円)

関空トク割ラピートきっぷを利用するとお得に乗車できます。

発売区間:なんば、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺~関西空港

発売額

レギュラーシート:大人1,290円、小児650円

スーパーシート:大人1500円、小児850円

南海空港特急ラピートのページ

関西空港リムジンバス

大阪駅前~関西空港

大阪駅前からのリムジンバスの所要時間は次の通りです。

第1ターミナル 第2ターミナル
新阪急ホテル 約50分~58分 約61分
ハービス大阪 約60分~62分 約73分~80分

このほかにもヒルトン大阪、茶屋町(ホテル阪急インターナショナル)、新梅田シティ(ウェスティンホテル大阪)、ヨドバシ梅田タワー(到着、降車のみ)から発着する便もあります。

運行間隔は次の通りです。

7時台~22時台は15~30分間隔

23時台~6時台は50~60分間隔

運賃は1,600円です。

往復で2,820円(14日有効、片道1,410円)まで安くなります。

なんば(OCAT)~関西空港

なんば(OCAT)からのリムジンバスの所要時間は次の通りです。

なんば(OCAT)~第1ターミナル:約48分~50分

なんば(OCAT)~第2ターミナル:約59分~63分

運行間隔は5時台~21時台で約20分~30分間隔です。

運賃は1,100円です。

往復で1,900円(14日有効、片道950円)まで安くなります。

 

関西空港リムジンバス(関西空港交通)のページ

JR 関空特急はるか

JRの関空特急「はるか」の所要時間と運行間隔は次の通りです。

所要時間:

関西空港~天王寺:約35分

関西空港~新大阪:約50分

関西空港~京都:約1時間20分

(朝晩のラッシュ時には多少所要時間が増えます)

運行本数:1日30往復(おおむね30分間隔)

 

運賃、料金は次の通りです。

関西空港~天王寺:自由席1,740円、指定席2,270円

関西空港~新大阪:自由席2,380円、指定席2,910円

関西空港~京都:自由席2,900円、指定席:3,430円

 

インターネットで3日前までの予約で購入できる「はるか往復早得きっぷ」が最も安くはるかに乗れます。

主な区間の価格は次の通りです。

新大阪~関西空港:3,770円(1,885円/回)

京都~関西空港:4,890円(2,445円)

 

関空特急はるか号のページ

JR 関空快速

JRの関空快速の所要時間、運賃等は次の通りです。

所要時間
大阪〜関西空港:約1時間10分

天王寺〜関西空港:約50分

運行間隔
大阪駅からは6時台から運行しています。

9時台から21時台までは15分間隔です。

関西空港からは5時台から運行しています。

10時台から21時台は15分間隔です。

 

運賃は次の通りです。

大阪〜関西空港:1,210円

天王寺〜関西空港:1,080円

関空快速のページ

南海空港急行から乗り換えできる列車

なんば駅

近鉄特急、名阪特急ひのとりアーバンライナー)、阪伊特急しまかぜ伊勢志摩ライナービスタカー等)

阪神・近鉄奈良線直通快速急行

新今宮駅

関空快速紀州路快速大和路快速

天下茶屋駅

特急「こうや」、特急「りんかん」、特急「泉北ライナー

泉佐野駅

特急「サザン

南海空港急行とは

南海の空港急行は1994年(平成6年)の関西空港線開業に伴い運行を開始しました。

以前は急行の停車駅に加えて春木駅にも停車する白線急行が全身です。

2005年(平成17年)ごろには関西空港の利用が低迷して、それまでの1時間当たり3本運転から2本運転に減便して普通列車に置き換えられて不遇の時代もありました。

2014年(平成26年)にはインバウンド需要の増加で特に関西空港の利用が増加しているため、空港急行は1時間4本の運転となりました。

以後、インバウンド需要は増加する一方で空港急行は増発や8両編成列車への増車を繰り返し、現在はスーツケースを持ったお客さんで混雑する列車となっています。

南海空港急行の関連商品

 

まとめ

南海空港急行は大阪のミナミ、なんばから関西空港までダイレクトに結びます。

乗り換えなしで行けるのがありがたいです。

運賃だけで気軽に乗車できるのもありがたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。