(2020年11月7日作成)
岐阜、名古屋から中部国際空港のアクセスとして便利なのが名鉄の特急です。
名鉄常滑線・空港線の特急は「ミュースカイ」と合わせて空港アクセスとして活躍しています。
特別車も連結していて快適にアクセスできます。
ここでは名鉄常滑線、空港線特急の車両編成や車内の解説していきます。
名鉄常滑線・空港線特急の車両と編成
使用車両
名鉄常滑線・空港線特急には主に2200系、2300系が使用されます。
名鉄2200系は2004年(平成16年)に誕生しました。
6両編成で新鵜沼・岐阜方の4両は一般車両です。

中部国際空港方の2両は特別車です。

編成
名鉄常滑線・空港線特急は主に6両で運行します。
ごく一部の列車は8両編成で運行しています。
中部国際空港方の2両は特別車です。
特別車に乗車の際はミューチケットが必要です。
新鵜沼・岐阜方の車両は一般車で運賃、ICカードなどのみで乗車できます。
ごく一部の列車は8両編成で運行しています。
名鉄常滑線・空港線特急の車内と座席
特別車
車内と座席
6両編成のうち中部国際空港方の2両は特別車両です。
車内はクロスシートが並びます。

リクライニングシートで大型テーブルもあります。

車いす固定座席
2号車には車いす固定座席があります。

荷物置き場
車両の端には荷物置き場があります。
大型スーツケースも置くことができます。

一般車
一般車はクロスシートとロングシートが車両の中に混在しています。

クロスシートは車両により2列+2列の4列座席と、2列+1列の3t列座席があります。
ほとんどの座席が転換可能です。

ロングシートは一人の区画がクッションで区切られています。

優先座席はワインレッドの色の座席です。

車いすやベビーカーのスペースです。
車いす固定金具もあります。

お手洗い、トイレ等
お手洗い、トイレは特別車の2号車にあります。
車いすでも利用できる多目的お手洗い、トイレです。

ベビーベッドも設置してあります。

洗面台は周囲の内装に合わせたデザインです。

名鉄常滑線・空港線特急の停車駅や運賃、所要時間と運行間隔など
名鉄常滑線・空港線特急の停車駅
名鉄空港線特急の停車駅は次の通りです。
【名鉄岐阜~中部国際空港】
名鉄岐阜= 笠松= 新木曽川= 名鉄一宮= 国府宮=名鉄名古屋=金山=神宮前=太田川=尾張横須賀=朝倉=新舞子=常滑=中部国際空港
【新鵜沼~犬山~中部国際空港】
新鵜沼=犬山遊園=犬山=柏森=江南=岩倉=名鉄名古屋=金山=神宮前=太田川=尾張横須賀=朝倉=新舞子=常滑=中部国際空港
名鉄常滑線・空港線特急の所要時間と運賃
名鉄空港線特急には一般車両と特別車があります。
特別車に乗車するには通常の切符やICカードに加えて特別車両券(360円)を購入すると乗車できます。
名鉄空港線特急の所要時間と運賃を表に示します。
(上段:運賃、下段:ミュースカイ特別車料金360円を含む)
名鉄岐阜 | 300円
360円 |
570円
930円 |
880円
1,240円 |
1,190円
1,450円 |
1,370円
1,730円 |
15分 | 名鉄一宮 | 380円
740円 |
680円
1,040円 |
1,010円
1,370円 |
1,150円
1,510円 |
30分 | 15分 | 名鉄名古屋 | 410円
770円 |
680円
1,040円 |
890円
1,250円 |
50分 | 35分 | 20分 | 太田川 | 410円
770円 |
590円
850円 |
1時間05分 | 50分 | 35分 | 15分 | 常滑 | 310円
670円 |
1時間10分 | 55分 | 40分 | 20分 | 5分 | 中部国際空港 |
名鉄常滑線・空港線特急の運行間隔
名鉄常滑線・空港線特急の運行間隔は次の通りです。
名鉄岐阜~中部国際空港、2本/1時間づつ
新鵜沼~中部国際空港はごく一部の列車で運行します。
名鉄空港線・常滑線特急と競合する交通機関の比較
名鉄空港線・常滑線特急と同じ区間を運行する交通機関は名鉄ミュースカイ、リムジンバスがあります。
各交通機関の比較を記載します。
名古屋~中部国際空港の交通機関の比較
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
ミュースカイ | 1,250円 | 約30分 | 30分間隔 |
名鉄特急 | 890円~1,250円 | 40分 | 30分間隔 |
空港バス | 1,350円 | 約1時間25分 | 1日4往復 |
交通機関の各区間の解説
ミュースカイ
名古屋~中部国際空港間は名鉄のミュースカイも運行しています。
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
名鉄名古屋~中部国際空港 | 1,250円 | 30分 | ※30分間隔 |
※ミュースカイは新型コロナウィルス感染拡大の影響により運休している列車があります。
空港リムジンバス
名古屋駅から栄経由でリムジンバスが運行しています。
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
名古屋駅~中部国際空港 | 1,300円 | 1時間25分 | 1日4往復 |
名鉄常滑線・空港線特急から乗り換えできる列車
名鉄岐阜駅
名鉄一宮駅
名鉄名古屋駅
名鉄名古屋本線特急、名鉄犬山線特急、名鉄河和線・知多新線特急
特急「しなの」、特急「ひだ」、特急「南紀」、特急「しらさぎ」、快速「みえ」
近鉄特急(ひのとり、しまかぜ、アーバンライナー、伊勢志摩ライナー、名阪特急、名伊特急)
金山駅
名鉄名古屋本線特急
神宮前駅
空港特急「ミュースカイ」、名鉄名古屋本線特急
大田川駅
名鉄河和線・知多新線特急
名鉄常滑線・空港線特急とは
名鉄常滑線・空港線特急は2005年(平成17年)にリニューアルして誕生しました。
それまでも常滑までの特急は運行していましたが、現在よりも停車駅が多いものでした。
2005年の運行開始当初は名鉄岐阜~中部国際空港、豊橋~中部国際空港の2系統で運行し、昼間はそれぞれ1時間に1本ずつの運転でした。
2006年(平成18年)~2008年(平成20年)までは、夕方以降の豊橋系統は名古屋もしくは金山止まりとして運行していました。
2008年(平成20年)には豊橋~中部国際空港間の系統が廃止され、名鉄岐阜~中部国際空港間の系統が1時間に2本に増発されます。
以後現在に至るまで、ミュースカイと同様セントレアのアクセスとして活躍しています。
名鉄常滑線・空港線特急の関連商品
まとめ
・名鉄常滑線・空港線特急は主に名鉄岐阜~名鉄名古屋~中部国際空港間で運行している
・終日30分間隔で運行している
・一部特別車を連結している2200系で運行している
最後までお読みいただきありがとうございました。