(2022年7月5日作成)
名鉄河和線・知多新線(河和、内海発着)特急を解説します
ほとんどの列車は特別車も連結していて快適にアクセスできます。
全面展望が楽しめるパノラマカーを連結した列車も多いです。
ここでは名鉄河和線・知多新線(河和、内海発着)特急の停車駅や車内設備、座席、運賃などを中心に解説していきます。
名鉄河和線・知多新線特急の車両と編成
使用車両
使用車両は1200系、2200系が主に使用されます。
特別車連結の編成です。(平日昼間は全車一般車の編成です。)
1200系はパノラマスーパーで、内海、河和行きでは前面展望が楽しめます。
2200系で運行する列車もあります。2200系についてはこちらの記事をご覧ください。

編成
名鉄河和線・知多新線の特急(河和、内海発着)は6両編成で運行します。
(一部に8、4両編成の列車があります)
6両編成の1号車、2号車は特別車です。

名鉄河和線・知多新線特急の車内と座席
特別車
名鉄河和線・知多新線特急(河和、内海発着)の1号車、2号車は特別車です。
1200系の1号車はパノラマカーです。
2200系で運行する列車もあります。2200系についてはこちらの記事をご覧ください。
2200系にはパノラマカーはありません。

パノラマカーの先頭部です。
階段を少し上がったところにあるので、一番前の席以外でも高い位置からの車窓が楽しめます。

座席
座席はリクライニングし、テーブル、なども備わっています。
(展望室など一部の席ではテーブルがない場合もあります)

パノラマスーパーの展望席
河和行き、内海行きでは1号車の1番A~D席が一番前になります。
少し後ろからでも展望は楽しめますが、やはり一番前がおすすめです。

車いす対応座席
2号車の岐阜寄りには車いす対応の座席があります。

お手洗い、トイレ等
特別車連結列車にはお手洗い、トイレがあります。
2号車または3号車にお手洗いがあります。
落ち着いた木目調のドアです。

中も濃い木目調の落ち着いた内装です。
ベビーベッドもあります。

キャリーケースもおける荷棚
特別車のデッキには荷棚があります。
大きなキャリーケースも置ける荷棚です。

一般車
一般車は名古屋よりの3号車~6号車(一部8号車)です。

1200系の一般車はクロスシートです。
(2200系は一部ロングシートがあります)

向きは変えることができます。

扉付近には補助席があります。

優先座席はピンク地のシートです。

平日昼間の一般車特急
平日昼間の河和線、知多新線特急(河和、内海発着)は一般車の編成で運行されます。
ロングシートの車両が多いです。

名鉄河和線・知多新線特急のおすすめ座席
パノラマスーパーの河和行き、内海行きでは1号車の1番A~D席が一番前になります。
少し後ろからでも展望は楽しめますが、やはり一番前がおすすめです。
名鉄河和線・知多新線特急の停車駅や運賃、所要時間と運行間隔など
名鉄河和線・知多新線特急の停車駅
名鉄河和線・知多新線特急の停車駅は次の通りです。
名鉄名古屋=金山=神宮前=太田川=(南加木屋)=(巽が丘)=阿久比=(住吉町)=知多半田=青山=知多武豊=富貴=(以降各駅停車)=河和・内海
名鉄河和線・知多新線特急の所要時間と運賃
名鉄河和線・知多新線特急には一般車両と特別車がある列車があります。
特別車に乗車するには通常の切符やICカードに加えて特別車両券(360円)を購入すると乗車できます。
名鉄河和線・知多新線特急の所要時間と運賃を表に示します。
(上段:運賃、下段:特別車料金360円を含む)
名古屋 | 410円
770円 |
680円
1,040円 |
750円
1,110円 |
950円
1,310円 |
1,140円
1,500円 |
15分 | 太田川 | 410円
770円 |
460円
820円 |
620円
980円 |
820円
1,180円 |
30分 | 15分 | 知多半田 | 230円
580円 |
410円
770円 |
580円
940円 |
35分 | 20分 | 5分 | 知多武豊 | 300円
660円 |
530円
890円 |
45分 | 30分 | 15分 | 10分 | 河和 | ー |
1時間 | 40分 | 25分 | 20分 | ー | 内海 |
名鉄河和線・知多新線特急の運行間隔
名河和線・知多新線特急の運行間隔は次の通りです。
名古屋~河和、名古屋~内海:1本/1時間づつ
朝夕は新鵜沼、佐屋、岐阜まで直通しています。
名鉄河和線・知多新線特急の編成
名鉄河和線・知多新線特急は主に6両編成(一部4両、8両編成)で運行しています。
平日昼間の列車は全車一般車で特別車は連結していません。
名鉄河和線・知多新線特急と競合する交通機関の比較
名鉄河和線・知多新線特急を運行する交通機関はJR東海道線、武豊線があります。
名古屋~半田間において、名鉄河和線、知多新線特急とJR東海道線、武豊線区間快速と比較します。
名古屋~半田の交通機関の比較
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
名鉄特急 | 680円~1,040円 | 30分 | 30分間隔
(急行30分間隔) |
JR区間快速等 | 680円 | 約50分~1時間10分 | 30分間隔 |
交通機関の各区間の解説
JR区間快速
JRでも知多半田、武豊に行けます。
朝夕は区間快速で直通、昼間は大府駅で乗り換えです
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
名古屋~半田 | 680円 | 50分~1時間10分 | 30分間隔 |
名鉄河和線・知多新線特急から乗り換えできる列車
名鉄名古屋駅
名鉄名古屋本線特急、名鉄常滑線・空港線特急、名鉄犬山線特急、名鉄名古屋本線特急・快速特急
特急「しなの」、特急「ひだ」、特急「南紀」、特急「しらさぎ」、快速「みえ」
近鉄特急(ひのとり、しまかぜ、アーバンライナー、伊勢志摩ライナー、名阪特急、名伊特急)
金山駅
空港特急「ミュースカイ」、名鉄常滑線・空港線特急、名鉄名古屋本線特急・快速特急
神宮前駅
空港特急「ミュースカイ」、名鉄常滑線・空港線特急、名鉄名古屋本線特急・快速特急
大田川駅
名鉄河和線・知多新線特急とは
海水浴場が沿線に多くある河和線には臨時特急が多く設定されてきました。
1953年(昭和28年)には戦後初の臨時特急「南知多号」が運行。
1961年(昭和36年)の海水浴特急「内海号」は名鉄における初の有料座席指定特急でした。
名鉄河和線に定期運転の特急が復活したのは1964年(昭和39年)です。
1974年に知多新線が上野間駅まで部分開業した際に座席指定特急も知多新線まで運行されます。
1990年代までは河和行きと内海行きを併結した列車も運行されており、知多半田駅で分割併合していました。
主に白帯特急車やパノラマスーパーなどで全車特別車の特急で運行していましたが、2007年(平成19年)のダイヤ改正で新鵜沼~河和間が一部特別車となりました。
2008年(平成20年)にはすべての特急が一部特別車となります。
2011年(平成23年)には平日昼間の特急は全車一般車となり現在に至ります。
名鉄河和線・知多新線特急の関連商品
まとめ
・名鉄河和線・知多新線特急は主に名古屋~河和・内海間で運行している
・朝夕は佐屋、犬山、岐阜まで運行する列車がある
・車両は主に1200系(パノラマスーパー)、2200系で運行
・パノラマスーパーは河和、内海行きで一番前の座席では全面展望が楽しめる
・平日昼間は一般車(ロングシート)の運行
最後までお読みいただきありがとうございました。