(2021年10月31日作成)
松山から伊予大洲、八幡浜を結ぶ観光列車「伊予灘ものがたり」を紹介します。
松山から伊予大洲は伊予灘の海を眺められる、通称「海線」をのんびり走ります。
2022年4月からは新たな車両での運行が発表されました。
ここでは「伊予灘ものがたり」の車両や車内、座席や設備、お得なきっぷやバス・飛行機との比較など解説していきます。
伊予灘ものがたりの車両と編成
伊予灘ものがたりの使用車両
伊予灘ものがたりは2022年4月からはキハ185系で運行を開始します。
キハ185系は1986年(昭和61年)に誕生しました。
始めはしおかぜや南風で運行していました。
現在は剣山で運行されることあ多いです。
2022年4月の営業開始に向けて、現在改造が進んでいます。
今運行している車両のデザインを踏襲しながら、全面にメタリックの塗装が施されます。
現在の車両も茜色と黄金色のコントラストが美しいですが、メタリック塗装でさらに輝く車両んあることを期待されます。

伊予灘ものがたりの編成
伊予灘ものがたりは3両編成となります。
2021年までは2両編成でしたが、1両増えます。

(JR四国HPより)
伊予灘ものがたりの車内と座席
1号車「茜の章」、2号車「黄金の章」
新たな車両となっても、号車愛称や室内イメージは現在の車両のイメージを踏襲します。
ガラス窓の間には、障子の明かりに見立てたLED照明として和空間のイメージを演出しています。
室内の環デザインに待避して、座席は洋風の椅子が設置されます。
椅子、テーブルとも現在の車両からサイズアップして、よりゆったり快適に過ごせるように改良する予定です。
1号車「茜の章」の車内です。

各車両の電球型照明は「みかん」をモチーフとしたデザインとしています。
車内にみかんがたわわに実った様子を演出します。
各号車の障子に模した照明と天井間接照明、テーブル照明は夕日をイメージしたオレンジの明かりに変更もできます。
道後編にて夕景に合わせた照明の演出を予定しています。
天井間接照明、テーブル照明はフルカラーにも対応しており、貸し切りイベントなどで様々な照明演出にも対応します。


2号車「黄金の章」の車内です。

(イラストはJR四国HPより)
3号車「陽華(はるか)の章」
1両増える車両は「陽華(はるか)の章」と名付けられます。
定員8名のグリーン個室1室(ラグジュアリールーム)とサービスギャレーをを配置します。
「陽華(はるか)の章」の愛称は「大切な人と過ごす時間と空間」という新たなコンセプトのもとにインテリアが決められています。
光の雫をイメージした天井照明、桜の木を用いる壁のデザインは「陽華(はるか)の章」をモチーフとしたものです。

海向きの鏡面テーブルに映りこむ空のきらめきは、伊予灘の海の青へ続く視覚効果を生み、車内空間が社外の景観とつながるかのように感じていただく演出となっています。


(イラストはJR四国HPより)
お手洗い、トイレ
伊予灘ものがたりには、多目的お手洗い、多目的トイレが設置されます。
2号車に設置される予定です。
また、3号車には洋式トイレ、洋式お手洗いが設置されます。
2か所世知されるうち、1か所は女性専用です。
フリーWiFi、コンセント
伊予灘ものがたりではフリーWiFiが利用できます。
また、座席ごとにコンセントが設置されます。
背ずりには読書灯が付いています。
伊予灘ものがたりの食事、車内販売
サポートレストランによる各編の食事
現在の伊予灘ものがたりの内容です。
基本亭な内容は変わらないと考えますが、価格等が変わる可能性があります。
大洲編(モーニングプレート)
ヨーヨーキッチン!(松山市)によるオリジナルモーニングです。
価格2,600円
双海編(特製御重の和洋折衷料理)
内子フレッシュパーク レストランからり(内子町)による、内子杉に入った御重が提供されます。
価格5,000円
八幡浜編(フランス料理松花堂弁当)
瀬戸内風仏蘭西料理レストラン門田(松山市)による料理が提供されます。
価格5,000円
道後編(アフタヌーンティーセット)
Petit Paris(プチパリ)(松山市)による、アフタヌーンティーが提供されます。
価格3,100円
カウンターでの販売
価格はすべて税込みです
- みかんジュース(温州/ひめのつき)180ml:500円
- 伊予灘サンセット フルーツアイスティー:800円
- 道後サイダー330ml:350円
- セーデルブランド ブレンドティー:800円
- 有機栽培コーヒー(山田屋まんじゅう付き):600円
- スムージー(茜/黄金):各800円
- アイスコーヒー:600円
ノンアルコール
- ノンアルコール ドライゼロ(小瓶):500円
- 生ビール(アサヒスーパードライ):700円
- 地ビール(ピルスナー・ブロンシュ):各700円
- オリジナルカクテル(茜、黄金、伊予灘サニーロゼ、いよかん):各800円
- 地酒飲み比べセット(選べる3種類):1,200円
お菓子、お土産
- ブラッドオレンジゼリー:400円
- 大洲名物志ぐれ:300円
- 坊ちゃん団子:300円
- 和菓子セット:1,000円
- 伊予灘ものがたりクッキー:350円
- 山田屋まんじゅう:900円
- 一六タルト:750円
おつまみ
- 牛川料理長こだわり彩りおつまみ:800円
- 小魚の二名煮(竜宮堂):350円
- キッシュ:500円
- 八幡浜名物じゃこ天:350円
ケーキ
単品600円、デザートセット1,000円
- 伊予灘らぶかんポワール
- デコロール
伊予灘ものがたりのおすすめ座席
伊予灘ものがたりはやはり伊予灘を望む景色が見える座席が人気です。
海向けの展望シートやペアシートを確保するのが良いでしょう。
また一部のボックスシートも海側にあります。
伊予灘ものがたりの停車駅、運行時刻、所要時間
伊予灘ものがたりは下記の駅に停車します。
松山=伊予大洲=八幡浜
どの列車も伊予灘が美しく見える駅、下灘駅で運転停車します。
扉が開くので、車外に出て記念撮影等ができます。
運行時刻、所要時間は下記の通りです。
(2022年春からのダイヤです、今後変更となる場合があります)
(松山→伊予大洲、八幡浜方面)
松山 | 伊予大洲 | 八幡浜 | |
大洲編 | 8:26頃発 | 10:28頃着 | ー |
八幡浜編 | 13:28頃発 | 15:12頃着 | 15:51頃着 |
(八幡浜、伊予大洲→松山方面)
八幡浜 | 伊予大洲 | 松山 | |
双海編 | ー | 10:57頃発 | 13:01頃着 |
道後編 | 16:14頃発 | 16:32頃発 | 18:17頃着 |
伊予灘ものがたりの運賃、料金等
通常の運賃、料金
運賃・料金は下記の通りです。
(特急料金、グリーン車料金込みの価格です)
(2021年10月時点の価格です。今後変更になる場合があります)
伊予大洲 | 八幡浜 | |
松山 | 3,670円
(予定) |
4,000円
(予定) |
3号車「陽華の章」に乗車の際は、利用人数分の運賃、料金のほかにグリーン個室1室料金28,000円が必要です。
3号車グリーン個室の定員は8名、2名以上で利用可能です。
伊予灘ものがたりの食事予約券
各列車の食事は事前予約が必要です。
乗車日の1か月前から4日前まで発売しています。
JR四国「旅の予約センター」では10日前までの予約が必要です。
食事予約券はJR四国の駅のみどりの窓口・ワープ支店・駅ワーププラザ、JR東日本の駅のみどりの窓口・びゅうプラザ、JR西日本の主な駅のみどりの窓口、JR九州の主な駅のみどりの窓口で購入できます。
乗車になる「伊予灘ものがたり」の乗車券・グリーン券の同時購入または提示が必要です。
伊予灘ものがたりはいつから予約ができる?
JRの列車は1か月前から購入できます。
伊予灘ものがたりも1か月前から購入できます。
今は2022年春と新型車両での詳細な運行階医師が明らかになっていません。
日程が決まり次第、こちらのページにてお知らせしていきます。
伊予灘ものがたりから乗り換えられる列車
松山駅
伊予大洲駅、八幡浜駅
特急「宇和海」
伊予灘ものがたりとは
伊予灘ものがたりはJR四国が2014年(平成26年)から運行を開始した観光列車です。
運行に先立ち、伊予灘ものがたりが走る予讃線の伊予市~伊予大洲の伊予灘沿い区間(伊予長浜駅経由)は愛称が「愛ある伊予灘線」となりました。
コンセプトはレトロモダンで、伊予灘をはじめとした美しい景観、アテンダント・地元住民によるおもてなし、地元食材を使用した教職サービスが楽しめます。
キハ47系2両編成を改造した車両で運行していましたが、2021年(令和3年)で運行を終了し、2022年(令和4年)からはキハ185系3両編成を改造した車両で運行します。
伊予灘ものがたりの関連商品
まとめ
・伊予灘ものがたりは松山と伊予大洲・八幡浜を結ぶ観光列車
・2022年4月からはキハ185系の3両編成で運行予定
・各列車では地元レストランによる食事が提供される
(別途食事予約券を購入すると利用できます)
・下灘駅で運転停車し、美しい伊予灘の風景を感じることができる。
最後までお読みいただきありがとうございました。