(2022年5月3日更新)
大分から延岡をむすぶ特急「ひゅうが」号。
宮崎県内の異動に便利な列車です。
この記事では特急「ひゅうが」の車両や座席、お得なきっぷなどを解説します。
特急ひゅうがの車両と編成
使用車両
現在は主に787系の4両編成、6両編成が使用されています。
写真は787系の4両編成です。

787系は博多から西鹿児島を結ぶ特急「つばめ」用として1992年(平成4年)に誕生しました。
現在は大分〜宮崎〜鹿児島中央の「にちりん」、「ひゅうが」、「きりしま」や博多〜長崎の「かもめ」で運行されています。
メタリックの落ち着いた車体につばめのエンブレムが目立ちます。

編成
特急「ひゅうが」は4,6両編成があります。
6両編成はグリーン車が1両、4両編成はグリーン車が半両ついています。
自由席と指定席の割合は図の通りです。
指定席が半両〜2両と少ないです。

(JR九州 HPより)
特急ひゅうがの車内
グリーン車
4両編成は1号車の宮崎寄りの半室がグリーン車です。
6両編成は宮崎寄りの1号車がグリーン車です。
2列+1列のゆったりした座席です。
緑色の癒されそうな座席です。

フットレストもついていてゆっくりできます。
窓側の足元にはコンセントがあります。


DXグリーン席
6両編成にはDXグリーン席があります。
3席のみで独立してパーテーションで仕切られています。
電動リクライニングでかなり深い角度まで倒れます。

グリーン個室
6両編成のグリーン車デッキ部分には4人掛けのグリーン個室があります。

普通車
ひゅうがはグリーン車以外は全車自由席です。
薄緑色の座席です。

指定席にも窓側にはコンセントがついている車両があります。
4両編成の1号車にはコンセントがついています。



座席の色は車両によってバラバラです。
適宜、改造をしている感じです。
1号車以外の自由席車にはコンセントがありません。

お手洗い、トイレ等
1,2,3号車にはお手洗いがあります。
3号車には多目的の広いお手洗いがあります。

多目的お手洗いにはおむつ着替え台も完備しています。


荷物置き場
2号車、3号車には荷物置き場があります。
大きなトランクなどもこちらに預けることができます。


ひゅうがには飲み物の自動販売機がある
ひゅうがには2号車に飲み物の自動販売機があります。
お茶、コーヒー、ジュース等の飲み物が買えます。
その他の車内販売はないので駅で買っておきましょう。

特急ひゅうがの停車駅、時刻
特急ひゅうがは延岡〜宮崎空港で下記の駅に停車します。
延岡=南延岡=(★門川)=日向市=(★都農)=高鍋=佐土原=(宮崎神宮)=宮崎=南宮崎=宮崎空港
(門川、都農は朝の宮崎行きと夕方以降の延岡行きが停車、宮崎神宮は1日1本停車)
所要時間は下記の通りです。
宮崎 | 延岡 | |
延岡 | 約1時間~1時間25分 | ー |
日向市 | 約45分~1時間 | 約15分~25分 |
高鍋 | 約25分~30分 | 約40分~55分 |
宮崎 | ー | 約1時間~1時間25分 |
時刻は延岡駅基準で7時台〜20時台までおおむね1~2時間間隔。
宮崎駅基準で6時前から17時台まで概ね1~2時間間隔で運行しています。
(にちりんを含みます)
特急ひゅうがの運賃、料金等
通常の運賃、料金
運賃・料金含めた価格は下記の通りです。
宮崎〜宮崎空港間のみ乗車の場合はきっぷだけで普通車自由席に乗車できます。
宮崎 | 延岡 | |
延岡 | 3,410円
2,880円 |
ー |
日向市 | 2,840円
2,310円 |
1,510円
980円 |
高鍋 | 1,850円
1,320円 |
2,660円
2,130円 |
宮崎 | ー | 3,410円
2,880円 |
ひゅうがにお得に乗るには
JR九州ネットきっぷ
JR九州のネット予約でお得です。
当日も予約でき、受取前なら何度でも変更可能です。
(予約した列車が出発した場合を除きます)
ポイントが1%つきますので「2枚きっぷ」よりもお得です。
宮崎空港 | 宮崎・南宮崎 | |
延岡・南延岡 | 2,460円 | 2,350円 |
日向市 | 2,200円 | 2,070円 |
JR九州のネット予約は登録は無料で、クレジットカードを登録すればすぐに利用できます。
駅の窓口のほか、指定席券売機での受け取りも可能です。
詳しくはJR九州の割引きっぷのページもご覧下さい。
特急ひゅうがと競合する交通機関との比較
特急ひゅうがと競合する交通機関は宮崎~延岡に高速バスが運行していましたが、廃止となりました。
特急ひゅうがから乗り換えできる列車
特急ひゅうがは次の列車に乗り換えできます。
延岡駅
特急「にちりん」
宮崎駅
特急「きりしま」、特急「海幸山幸」、九州新幹線接続高速バス「B&Sみやざき」
特急ひゅうがとは
特急「ひゅうが」は2000年(平成12年)に誕生しました。
快速「ひむか」の特急格上げと「にちりん」の削減に伴い設定された列車です。
その後は「さわやかライナー」や「ホームライナー」を編入して「ひゅうが」として運行し、朝夕の通勤特急として活躍しました。
2021年(令和3年)には再度の「にちりん」の本数削減により、昼化の時間帯にも「ひゅうが」が運転されるようになりました。
車両は当初は485系の運行でしたが、2001年(平成13年)からは783系も運行開始。
2021年(令和3年)には783系は「ひゅうが」から撤退し787系のみで運行です。
特急ひゅうがの関連商品
まとめ
・特急ひゅうがは大分と宮崎を結ぶ特急列車
・787系で運行されており、メタリックカラーの電車に乗れる
・グリーン車と一部の車両にはコンセント付き
・飲み物の自動販売機が設置されていて便利
・ネット予約や2枚きっぷを活用すればお得に乗車できる
最後までお読みいただきありがとうございました。