(2021年5月22日更新)
大阪のキタの中心である梅田から宝塚をむすぶ阪急宝塚線の急行は、豊中や石橋阪大前など阪急でしか行けないところも多く通るので多くの利用があります。
また大阪空港のアクセスも担っています。
阪急ならではの落ち着いた車内と座り心地の良いシートで快適に乗車できます。
ここでは、阪急宝塚線急行の車内や座席、お得な乗り方などを紹介します。
阪急宝塚線急行の車両と編成
阪急宝塚線急行の使用車両
阪急宝塚線の急行には専用車両はありません。
宝塚線に配置されている1000系、9000系、8000系、7000系、6000系、5100系で運行されます。
最新型の1000系から製造後50年近くたつ5100系まで区別なく運行されます。
写真は9000系です。

古豪の5100系も関係なく急行で運用されます。

阪急宝塚線急行の編成
阪急宝塚線急行は8両編成で運行されます。
宝塚線の列車は平日朝ラッシュ時の通勤特急が10両編成です。
その他の列車は8両編成で運行されます。
阪急宝塚線急行の車内と座席
宝塚線の車両は基本はロングシートです。
9000系や1000系、7000系の更新車両は2~3人づつに区分されたロングシートです。

阪急でおなじみのオリーブ色のシートです。

8000系の一部編成は、宝塚方の2両がクロスシートになっています。

クロスシートは座席の向きも変えることができます。

優先座席とフリースペースも各車両にあります。
優先座席はマルーン色になっている車両もあります。

9000系と1000系、7000系の更新車両にはドア上に案内ディスプレイがあります。
ディスプレイは千鳥式に配置されています。

阪急宝塚線急行の停車駅や所要時間など
阪急宝塚線急行の停車駅
阪急宝塚線の急行停車駅は以下の通りです。
大阪梅田=十三=豊中=(各駅停車)=宝塚
阪急宝塚線急行の所要時間
阪急宝塚線急行の所要時間は次の通りです。
大阪梅田⇔宝塚:約35分~44分
大阪梅田⇔川西能勢口:約25分~31分
大阪梅田⇔豊中:約13分~20分
運賃、所要時間等はコチラもご覧下さい。
阪急宝塚線急行の運行時間帯、運行間隔
ほぼ終日にわたって運行しています。
ラッシュ時は10分~15分間隔、昼間以降は10分間隔で運行しています。
昼間は梅田発、河原町駅発ともは0分、10分、20分、30分、40分、50分です。
ラッシュ時など異なる時間帯もあるのでご利用の際は時刻表を確認してください。
阪急宝塚線急行の運賃
大阪梅田、十三⇔宝塚:大人280円
大阪梅田、十三⇔川西能勢口:大人270円
大阪梅田⇔豊中:大人230円
阪急宝塚線急行にお得にのるには
平日の10時〜16時、土休日に3人以上で異動するなら回数券がお得です。
平日10時〜16時の時差回数券は5枚分の値段で6枚。
土休日回数券は5枚分の値段で7枚買えます。
時差回数券、土休日回数券は自動券売機で買えます。
「ハーフ」のボタンを押してください。
例:大阪梅田〜宝塚を平日10時〜16時に3人で往復
時差回数券:6枚で1,400円、一人当たり往復466円
例:大阪梅田〜神戸三宮を土休日に4人で往復
土休日回数券:7枚で1,400円、切符1枚追加280円。
合計1,680円で一人当たり往復420円
阪急宝塚線急行と競合する交通機関の比較
阪急宝塚線急行と競合する交通機関はJR宝塚線の丹波路快速、快速があります。
大阪梅田~宝塚の交通機関の比較
運賃 | 所要時間 | 運行本数 | |
JR丹波路快速・快速 | 330円 | 約25分 | 15分間隔 |
阪急宝塚線急行 | 210円~280円 | 約35分~44分 | 10分間隔 |
各交通機関の解説
JR丹波路快速・快速
JRの丹波路快速・快速は大阪から宝塚、三田を経由して篠山口方面まで向かいます。
JR丹波路快速・快速の大阪~宝塚間の所要時間は約25分です。
JR丹波路快速・快速の停車駅は次の通りです。
大阪=尼崎=伊丹=川西池田=中山寺=宝塚=西宮名塩=三田=(各駅停車)=篠山口・福知山
JR丹波路快速・快速の大阪~宝塚間の運行間隔はラッシュ時と早朝、深夜以外は終日ほぼ15分間隔で運行しています。
運賃は大阪~京都間で330円です。
阪急宝塚線急行から乗り換えできる列車
大阪梅田駅
特急「はまかぜ」、特急「スーパーはくと」、特急「サンダーバード」
十三駅
川西池田駅
宝塚駅
阪急宝塚線急行の概要
阪急宝塚線は大阪梅田と神戸三宮・新開地を結びます。
大阪梅田はJR、阪急、阪神、地下鉄各線が集まるターミナルで、大阪キタの繁華街です。
宝塚はJRと阪急の駅が近接しています。
そのほかは中山観音、川西能勢口ではJRの駅と近接しています。
梅田~宝塚間では所要時間ではJRに及びませんが、梅田~池田間は阪急でしか行けないところです。
川西能勢口では能勢電鉄と接続しています。
また、蛍池では大阪モノレールと接続しており、伊丹空港アクセスの一環も担っています。
急行は豊中や蛍池、石橋阪大前、池田の利用が特に多いのが特徴です。
阪急宝塚線急行の関連商品
おわりに
阪急宝塚線の急行は梅田と宝塚を結びます。
住宅街を通りますが、阪急が独占している地域が多く占めます。
JRは早いですが本数が若干少ないことと運賃が高いので、阪急を利用する人もかなり多くいるのが特徴です。
最後までお読みいただきありがとうございました。