特急

【グランクラス】 サービスや値段や予約方法なども解説。くつろげる座席やおいしい食事、お酒で満足。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

「最上級のサービスを目指す」グランクラスは、単にグリーン車より座席が快適なのはもちろんですが、グランクラス専用についていただくアテンダントさんによる最上級のサービスが受けられます。

以前に、グランクラスのサービスを体験したのでレポートしたいと思います。

また予約方法なども解説していきます。

グランクラスとは

グランクラスは、新幹線の最高峰クラスの車両です。

グリーン車よりもさらに上級のクラスです。

グランクラスのサービスは、グリーン車はじめほかの車両とは違います。

東北新幹線のE5・H5系車両(はやぶさ号など)と北陸・上越新幹線のE7・W7系車両(かがやき、はくたか、ときなど)に連結されています。

東北新幹線では10号車、北陸・上越新幹線は12号車がグランクラスです。

グランクラスの車内

入口から贅をつくした車両

北陸新幹線では12号車がグランクラスです。

12の印の横に、誇らしげにエンブレムが輝いています。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

入口から中に入ると、デッキ部分には工芸品で装飾がされていました。

期待感が膨らみます。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

新幹線の車体を贅沢につかった客室と座席

車内に入ります。グランクラスは3列×6で18人が定員です。

普通車は5列座席があることを考えると非常にゆったりしてます。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

座席はシェルシートになっていて、リクライニングしても後ろの人の邪魔にならないようになっています。

シート、フットレストすべてが電動でリクライニングします。

かなり深くまでリクライニングするので、眠たくなったらぐっすり寝れる角度になります。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

グランクラスのサービス

軽食からデザートつき、地酒も飲み放題

グランクラスでは、専用に用意された軽食やドリンクが楽しめます。

軽食は沿線の食材をふんだんに使った盛り合わせです。

ドリンクは沿線の地酒やワイン、リキュールなどが愉しめます。

軽食やどりんくは路線や季節で変わるので、変化も楽しめます。

以下では2015年の北陸新幹線での提供メニューを紹介します。

グランクラスの軽食・ドリンクメニューの例

東京から金沢へ、関東の素材が活きた軽食を楽しむ

グランクラスのサービスとして、軽食とデザートがつきます。ドリンクはビールや日本酒、ワインなどを含めて飲み放題です。

軽食は和食、洋食から選べました。和軽食には東京編として、関東の野菜をふんだんに使った料理が添えられていました。

下仁田ネギ味噌田楽、ほてたやニンジン、里芋の汁なしのっぺ、いわし磯部揚げなど小さい器の中にも鮮やかに工夫されて詰められていました。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

デザートも信州、北陸も素材でほっと一息

デザートもいただけます。

デザートは加賀棒茶と能登大納言のパウンドケーキ。

いずれかではなく、両方頂くことができます。

デザートに合わせるのはリンゴのシードルや信州ワイン。

上品な甘さがワインとよく合いました。

グラスやデザートの箱にまでグランクラスのマークが入っており優越感に浸れます。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

金沢から東京へ、石川の加賀野菜や富山のますのすしなどが味わえる

金沢から東京へは別の機会に乗車することができました。

和軽食は北陸編として、黒部ポーク焼売、太刀魚の八幡巻、金時草生麩、カニ寿司、ますのすしなど石川、富山の食材がここぞというばかりに詰め込まれています。

飲み物もプレモルの他、宗玄、加賀梅酒スパークリング、信州ワインなどがあります。

ワインはグランクラスのエンブレム入りです。持って帰れないのが残念です。

北陸新幹線 E7系 W7系 グランクラス

おつまみに亀田製菓のおかき、デザートには信州リンゴとクルミのケーキを頂きました。

金沢行きと東京行きでお酒や食材が変わるのがまた楽しいです。

東京駅のグランクラスラウンジ

東京駅ではグランクラスを利用する当時にラウンジを利用できます。

八重洲中央口グランうーふ1階の「ビューゴールドラウンジ」を利用できます。

ソフトドリンクやお菓子などが用意されています。

グランクラスの連結列車

グランクラスは以下の列車に連結されています。

「飲料・軽食サービスなし」の列車では、軽食や飲み物のサービスはありません。

アテンダントによるサービスもありません。

飲料・軽食サービスあり

東北・北海道新幹線「はやぶさ」(主に新青森・新函館北斗発着の列車で営業)

北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」(長野~金沢のはくたかはのぞく)

「はくたか」は2022年10月から「飲料・軽食サービスなし」になります。

飲料・軽食サービスなし

・東北新幹線「なすの」、「はやて」、「やまびこ」の全列車

一部の「はやぶさ」(仙台発着、川内・盛岡・新青森~新函館北斗の列車)

・北陸新幹線「あさま」の全列車、「はくたか」(長野~金沢間の列車)

・上越新幹線 E7系で運転する「とき」「たにがわ」

グランクラスの料金や予約方法等

予約等は駅の窓口でも買えますし、JRのえきねっと、e5489などのインターネット予約サービスでも可能です。

運賃、特急料金、グランクラス料金込みの値段です。

上段は「グランクラス(飲料・軽食あり)」の値段です。

上段は「グランクラス(飲料・軽食なし)」の値段です。

東京 大宮 高崎 長野 富山 金沢
高崎 12,530円

10,440円

9,750円

7,660円

7,090円

9,180円

24,010円 25,650円
軽井沢 13,530円

11,440円

12,660円

10,570円

7,090円

9,180円

9,750円

7,660円

23,350円 25,100円
長野 17,240円

15,140円

14,090円

12,000円

12,660円

10,570円

19,190円 21,070円
上越妙高 18,340円 17,470円 13,760円 9,400円 12,660円 13,760円
糸魚川 24,540円 23,240円 20,420円 15,120円 9,750円 12,990円
富山 27,800円 27,370円 24,010円 19,190円 9,400円
新高岡 28,670円 27,590円 25,100円 19,520円 8,740円 9,090円
金沢 29,220円 28,680円 25,650円 21,070円 9,400円

まとめ

最近は特別な列車が増えていますが、金額的にも高額で予約も取りづらい列車がほとんどです。
そのような中でグランクラスは連結している列車も多く、比較的気軽に乗車出来てお得ではないかと考えています。