(2021年4月28日作成)
福井と金沢までを結ぶ特急「ダイナスター」を解説します。
北陸新幹線の連絡特急として、早朝深夜に運行します。
ビジネスの利用などに役立つ情報を取り上げています。
この記事はでは特急「ダイナスター」の車両や車内、座席や設備、お得なきっぷなどを解説していきます。
特急ダイナスターの車両と編成
特急ダイナスターの使用車両
特急ダイナスターはの681系、683系で運行しています。
2往復のうち1往復はしらさぎ用の681系、もう1往復はサンダーバード用の683系で運行します。
681系は1992年(平成4年)に誕生しました。
683系は681系の進化型として2001年(平成13年)に誕生しました。
金沢方の1号車はグリーン車で流線形の形をしています。

「しらさぎ」用の車両は車両の帯にオレンジが入っています。


特急ダイナスターの編成
特急「ダイナスター」は6両編成で運行します。
グリーン車が1号車で、そのほかは普通車です。
自由席と指定席の割合は図の通りです

(JR西日本 HPより)
特急ダイナスターの車内
グリーン車
1号車がグリーン車です。
2列+1列のゆったりした座席です。
濃いブラウン系の色の座席が並びます。赤いシートカバーで高級感があります。
テーブルのほかにカップホルダーもあり便利です。

ダイナスター4号などのサンダーバード用の編成にはコンセントがついています。
しらさぎ用の編成にはコンセントはついていません。

普通車(自由席、指定席)
普通車はJR西日本の特急車両の楊淳仕様の座席です。
グレー系の座席とレッド系の座席があります。
こちらはレッド系の座席です。
色などで指定席や自由席と区別していることはありません。

座席はリクライニングする特急用車両としては標準の座席です。
コンセントはついていません。
車両の端の座席はテーブルが狭いので注意しましょう。

サンダーバード用の編成で運行しているダイナスター4号などには車両端部の座席にコンセントがあります。
車両端部の座席はテーブルも大型でパソコンの作業をするのに便利です。

コンセントはテーブルの横にあります。

車いす対応座席
車いす対応座席は4号車の11C、11Dです。

お手洗い、トイレ等
多目的お手洗い、多目的トイレは4号車にあります。
ベビーキープやベビーベッドも設置されています。

お手洗いは約2/3の車両に設置されています。

狭いながらもベビーキープが設置されています。
洗面台は鏡の横に間接照明があります。
JR西日本の特急の標準タイプの洗面台です。

WiFiなど
特急「ダイナスター」にはWiFiの設備はありません。
車内でネットを使って仕事をするなどを考えている場合は自前のネット環境が必要です。
特急ダイナスターのおすすめ座席
特急「ダイナスター」ではとくに絶景が見えるおすすめ座席はありません。
ダイナスターには飲み物の自動販売機があるか
特急「ダイナスター」には4号には2号車に自動販売機はあります。
その他の飲み物や食べ物の車内販売もありません。
乗車前にコンビニや売店で買い物を済ませておきましょう。
特急ダイナスターの停車駅、所要時間
特急ダイナスター(おはようエクスプレス、おやすみエクスプレス)は下記の駅に停車します。
(敦賀)=(武生)=(鯖江)=福井=芦原温泉=(大聖寺)=加賀温泉=小松=金沢
カッコの駅にはおはようエクスプレス、おやすみエクスプレスが停車します。
所要時間は下記の通りです。
金沢 | 東京(金沢乗換) | |
福井 | 47分~53分 | 3時間30分~4時間11分 |
芦原温泉 | 36分~41分 | 3時間19分~3時間59分 |
加賀温泉 | 26分~29分 | 3時間09分~3時間47分 |
小松 | 16分~19分 | 3時間~3時間37分 |
特急ダイナスターの運賃、料金等
通常の運賃、料金は次の通りです。
金沢 | 東京(金沢乗換) | |
福井 | 3,070円
2,540円 |
16,340円
15,550円 |
芦原温泉 | 2,720円
2,190円 |
16,120円
15,330円 |
加賀温泉 | 2,060円
1,530円 |
15,570円
14,780円 |
小松 | 1,800円
1,720円 |
15,240円
14,450円 |
(上段:指定席、下段:自由席、新幹線・特急料金は通常期)
ダイナスターにお得に安く乗るための割引きっぷ
特急ダイナスターに利用できる割引きっぷには次のものがあります
・WEB早得1
・eきっぷ
・e早得1
・(おとなび会員限定)おとなび首都圏往復フリーきっぷ
WEB早得1
「WEB早得1」はJR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で発売されている指定席特急券、乗車券です。
乗車日の1か月前から1日前までの発売です。
おとなの価格は下記の通りです。
東京方面(通常期の価格)
東京 | 大宮 | |
福井 | 14,790円 | 14,100円 |
芦原温泉 | 14,590円 | 13,810円 |
加賀温泉 | 14,070円 | 13,590円 |
小松 | 13,780円 | 13,390円 |
詳しくはJR西日本の次のページをご覧ください。
eきっぷ
「eきっぷ」、「e早得1」、「e早得」、はJR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で発売されている指定席特急券です。
eきっぷは特急券ですので別途乗車券(またはICOCAなどのICカード)が必要です。
「eきっぷ」、「e早得1」、「e早得」は「e5489」の登録と「J-WESTカード」で決済することで購入できます。
「eきっぷ」は乗車当日でも購入が可能です。
・eきっぷ
「eきっぷ」はJR西日本が販売している特急券です。単独で購入することができ、きっぷ受け取り前であれば何度でも変更可能です。
有効期間は1日間で、当日購入も可能ですが、「e5489」の登録と「J-WESTカード」での決済が必要です。
下記がeきっぷのおとなひとりの発売価格です。(乗車券運賃を含めた指定席の価格。)
発着駅 | 金沢 |
福井 | 2,540円 |
芦原温泉 | 2,190円 |
加賀温泉 | 1,530円 |
小松 | 1,270円 |
e早得1
有効期間は1日間で、乗車日の1日前まで購入できます。
「e5489」の登録と「J-WESTカード」での決済が必要です。
下記がeきっぷのおとなひとりの発売価格です。(乗車券運賃を含めた指定席の価格。)
発着駅 | 東京 | 大宮 |
福井 | 13,900円 | 13,230円 |
芦原温泉 | 13,710円 | 12,950円 |
加賀温泉 | 13,210円 | 12,730円 |
小松 | 12,930円 | 12,540円 |
(おとなび会員限定)おとなび首都圏往復フリーきっぷ
おとなび首都圏往復フリーきっぷはJR西日本が発売するフリータイプの割引きっぷです。
金沢までの特急の普通車自由席と金沢からフリーエリアまでの北陸新幹線の普通車指定席が利用できます。
「おとなび会員」(登録は無料で満50歳以上の方が入会できます)が購入できます。
「おとなび簡単ネット」で登録してから、「おとなび」でおとなび首都圏往復フリーきっぷを購入できます。
有効期間は4日間です。
フリーエリアは次の通りです。

値段は次の通りです
普通車用 | |
加賀温泉・小松 | 23,430円 |
特急ダイナスターと競合する交通機関との比較
特急能登かがり火と競合する交通機関はありません。
特急ダイナスターにも乗れる宿泊も一緒ならさらにお得なJRセットプラン
特急ダイナスターから乗り換えできる列車
金沢駅
北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」、「つるぎ」
特急ダイナスターとは
特急「ダイナスター」は福井~金沢間を結ぶ列車です
2015年(平成27年)に誕生しました。
「ダイナスター」の名前は恐竜の英語訳「ダイナソー」と「スター」を掛け合わせたものになっています。
福井県では恐竜の化石が多数発掘されたことから、恐竜を観光資源としています。
県立の恐竜博物館もありますし、福井駅前には恐竜のオブジェもあります。
この福恐竜が象徴する福井が輝くように名付けられた列車です。
北陸新幹線が開業する前は特急「はくたか」が朝は福井発、深夜は福井雪が1本づつ運行されていました。
北陸新幹線開業に合わせて、福井から東京までは金沢経由も利用できることから、3往復が運行されています。
特急ダイナスターの関連商品
まとめ
・特急ダイナスターは福井と金沢を結ぶ特急列車
・681系、683系で運行されている
・早朝の金沢行き、深夜の福井行きで運行している
最後までお読みいただきありがとうございました。