(2021年5月9日更新)
熊本からから三角までを結ぶ特急「A列車で行こう」。
JR九州のD&S列車で天草地方への玄関口三角までを結びます。
JR九州の列車は豪華で乗っていて楽しいもものが多いですがそのなかでも「A列車で行こう」は短距離ですが割安で気軽に楽しめる列車です。
ここでは特急「A列車で行こう」の車両編成や座席、車内の解説をしていきます。
特急 A列車で行こうの車両と編成
特急 A列車で行こうの車両
車両はキハ185系2両編成の専用編成で運行されています。
キハ185系は1986年(昭和61年)に四国の特急用車両として誕生しました。
JR九州が購入した車両を改造して「A列車で行こう」で運行しています。

「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化」と「古き良きあまくさ」をテーマにしたデザインは黒とゴールドのツートンカラーで、車内は京会をイメージしたカウンターバーやステンドグラスで飾られています。

特急 A列車で行こうの編成
特急 A列車で行こうは2両編成で全席座席指定です。
A列車で行こうの座席配置図です。(JR九州HPより)

特急 A列車で行こうの車内
特急 A列車で行こうの車内
大人の旅ということで車内は白を基調とした落ち着いた内装になっています。
座席も南蛮文化を想像させる豪華な模様があしらわれています。

リクライニングシートで木製テーブルが前のテーブルについています。

2号車にはボックスシートがあります。
ボックスシートは3名以上で利用できます。

2号車の三角方にはソファとこどもイス席があります。

お手洗い、トイレ
1号車にはお手洗い、トイレがあります。

洗面台が中にあるタイプのお手洗いトイレです。

特急 A列車で行こうのおすすめ座席
車窓を楽しむにはC席、D席側がおすすめです。
宇土駅から三角線入りしばらくすると有明海が見えてきます。
干潮の時には独特の姿を見せてくれます。

さらにしばらく進み、網田駅付近では御輿来海岸が見えます。
日本の渚百選や夕日百選に選ばれた景勝地です。
干潮時には、風と波により自然に砂紋が三日月形になる美しい景色が望めます。

特急 A列車で行こうのバーカウンターでの車内販売
1号車にはA-TRAINBARが設けられ、熊本のデコポンを用いたハイボールを楽しむことできます。

バーカウンターにはいたるところに装飾が施され美しいです。
これも南蛮文化をイメージしたものです。

バーカウンターの片隅には休憩もできるソファーがあります。
ハイボールを片手にソファーでゆっくりできます。

車内では名物のハイボールの他、スイーツやグッズなどが販売されています。
(写真はJR九州HPより、値段は税込み金額です)

・ハイボール:530円
地元のデコポンをアレンジしたハイボールが楽しめます。
・カカオ研究所塩チョコレート:570円
天草の塩を使ったチョコレートで「A列車で行こう」限定販売です。
・まるごとぎゅーっとゼリー:360円
・塩バニラ:310円

・キーホルダー:740円
・ストラップ:840円
・オリジナルCD:1,570円
・オリジナルクリアファイル:270円
・オリジナルタオル:1,000円
詳細はJR九州HPを参考にしてください。
特急 A列車で行こう | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】
特急 A列車で行こうの停車駅と所要時間
特急 A列車で行こうの運行時刻
A列車で行こうは主に週末に運行されており、基本は1日3往復です。(2往復の日もあります)
A列車でいこうの時刻表です。熊本発は朝から昼までに3往復の運行です。天草観光にも行けるよう船に接続するダイヤになっています。(JR九州HPより)
熊本→三角行き
熊本 | 宇土 | 三角 | |
A列車で行こう1号 | 10:36発 | 10:45発 | 11:13着 |
A列車で行こう3号 | 12:24発 | 12:36発 | 13:03着 |
A列車で行こう5号 | 14:37発 | 14:47発 | 15:15着 |
2022年9月23日から三角行きは網田駅にも10分程度停車します。
ハイボール片手に御輿来海岸を眺めながらジャズを楽しめる時間となる予定です。
三角→熊本行き
三角 | 宇土 | 熊本 | |
A列車で行こう2号 | 11:19発 | 11:46発 | 11:56着 |
A列車で行こう4号 | 13:50発 | 14:22発 | 14:31着 |
A列車で行こう6号 | 16:19発 | 16:51発 | 17:01着 |
特急A列車で行こうの運行日
A列車で行こうの運行日は基本は週末に運行されます。
春休みや夏休みなどは毎日運行される予定です。
詳しくはJR九州のHPをご覧ください。
特急A列車で行こうの運賃、料金等
特急A列車で行こうは全席指定です。
特急A列車で行こうは運賃と指定席特急券で乗車できます。
運賃と特急券を合わせた値段は次の通りです。
熊本~三角:2,240円
天草・福岡市内2枚きっぷ/天草・熊本2枚きっぷ
JRの三角までの往復と天草宝島ライン乗船券がセットになったお得なきっぷです。
福岡市内版は博多~熊本間は九州新幹線の普通車自由席に乗車できます。
2枚セットの回数券で1人でも往復でも、2人で片道でも利用できます。
特急A列車で行こうには指定席特急券を別途購入すれば乗車できます。
有効期間は1か月です。
値段は次の通りです。
博多~三角~松島(前島港):9,240円
熊本~三角~松島(前島港):3,060円
詳細はJR九州HPを参考にしてください。
特急 A列車で行こう | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】
特急A列車で行こうに乗るには
特急「A列車で行こう」は熊本駅から乗車できます。
熊本までの交通機関をご案内します。
熊本駅まで飛行機で行く場合
熊本空港から熊本駅へ向かいます。
熊本空港へは羽田、成田、中部国際、伊丹、那覇の各空港から就航しています。
関西以東から熊本、阿蘇へ行く場合は飛行機の利用になると思います。
空港からのアクセス
熊本空港から熊本駅へはバスを利用します。
所要時間は約1時間で運賃は800円です。
パックツアーが安くて安心
飛行機と宿泊のパックの場合2泊3日で東京発で一人33,000円〜にて熊本、大分に行けます。
マイルを使えばお得に行ける!
なおマイルを使った特典航空券なら片道一人9,000マイルから交換可能です。
いまから3か月あればマイルを貯めて特典航空券で行くことも可能です!
→3か月で5万マイル、半年で10万マイル以上貯まるマイルの貯め方

新幹線で行く場合
関西以西からは新幹線が便利です。
新大阪から熊本駅までは3時間〜3時間20分程度です。
新大阪からのさくら号・みずほ号は指定席はひろいゆったり座席で3時間の旅も快適に過ごせます。


A列車で行こうにも乗れる宿泊も一緒ならさらにお得なJRセットプラン
特急A列車で行こうから乗り換えできる列車
熊本駅
特急「かわせみやませみ」(運休中)、特急「いさぶろう・しんぺい」(運休中)、快速「SL人吉」(運休中)
A列車で行こうの関連商品
特急 A列車で行こうとは
A列車で行こうは2011年(平成23年)から熊本〜三角間で運行されている特急列車です。
デザインはJR九州のデザイン列車ではおなじみの水戸岡鋭治氏が担当しています。
A列車の「A」は天草(Amakusa)、大人(Adult)のAから取られ、ヨーロッパをイメージした大人の旅を演出するをコンセプトとしています。

まとめ
JR九州のデザイン列車は最近は乗車値段が高額なものも多いですが、このA列車で行こうは特急料金のみで気軽に楽しむこともできます。
熊本〜三角間は40分ほどと短いので、カウンターでハイボールなんかを飲んでいるとすぐに過ぎてしまいます。まだまだ乗っていたい列車でした。
終点の三角から天草への船のアクセスをセットにした割引きっぷも発売しているので九州へ旅行の際は旅のオプションに加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。